こんにちは、つよしです。
久しぶりにMRIのWEB勉強会に参加しました。
「神奈川MRI技術研究会」です。
話を聞きながら、この内容を家に居ながらにして、わずか200円で参加できるなんて便利に時代になったなあと感じていました。
コロナ前はWEB勉強会なんてほとんどなかったと思います。
コロナで悪いことが多かった3年間だと思いますが、その中でいいことがWEB勉強会の発達ですね。
勉強会は全身のMRI、主にDWIについてでした。
当院も3T装置だけになり、DWIは苦戦しています。
P社のMRIはDWIにもAIが使えるようになり、以前の1.5Tより画質は向上しているようです。
これまでDWIは1.5Tの方が画質はいいことが、常識だったと思います。
技術の進歩で3Tの欠点も解消されてきました。
まあ、最新の装置しかDWIでAIは使えないので、まだまだ普及はしていないと思います。
勉強会ではG社とS社の全身DWIについての撮像方法の解説がありました。
こういうのを聞いていつも思うのが、最初からメーカーが条件を作っていてくれたらいいのにと思うのです。
それぞれの施設で条件を作れば画質がばらついてしまいます。
もちろん、画質の良し悪しも出ます。
条件を作るユーザーは楽しいのかもしれません。
でも、条件を作るためには時間がかかります。
MRIの実験でおなじみのボランティアもお願いしないといけません。
いろいろな人の時間を使って、同じような条件を作っている気がするのです。
それぞれのメーカーがいくつかの機関病院みたいな施設でおすすめの条件を作れば、他のユーザーが必死に条件を作成しなくてもすむと思うのですが。
どのメーカーもまともな条件がないまま、新しいシーケンスをリリースしている気がします。
あとMRIはパラメータが多すぎてどれが最適な条件かわからなくなっていますね。
マニアはどの組み合わせが一番いいかを試すのが楽しいのかもしれませんが。
そうでもない人も多いと思うのです。
マニアがいない施設でも簡単に全身DWIが撮像できるともっと普及すると思うのですが。
そう言いながら当院では最適な全身DWIの条件がないので作成しないといけないなあと思っています。
仕事がヒマなら空いた時間に条件を作成できますが、なかなかそんな時間はなくて。
困ったらメーカーの方に来てもらって条件を作成するのも手間がかかりすぎです。
メーカーの方も同じような条件をそれぞれの施設に行って作るのも面倒でしょう?
と、苦言を呈しましたが、今回のWEB勉強会はたいへん参考になりました。
以上です。
さようなら!