配管工事が不要のMRIが主流になるのでしょうか?

投稿者: | 2024年11月21日

こんにちは、つよしです。

 

最近のMRI装置はゼロヘリウム、ほんのわずかな量だけのヘリウムを使用した製品が増えています。

 

数年前まではヘリウムを1000リットルとか使っていたのに驚きです。

世界的にヘリウムがないことが原因のようですが。

 

ヘリウムを使っていないとクエンチの心配がなく配管の工事が必要ありません。

設置がすごく簡単になります。

 

驚きの進化です。

AIで画像も進化していますが、ハードも進化しているようです。

 

それにしても超伝導状態がゼロヘリウムやわずかなヘリウムでできるなんて。

いったいどういう仕組みなんでしょう?

 

例えるならお湯をためずに、風呂に入るみたいな感じでしょうか?

それはシャワーですか?

 

それはいいとして。

2010年代はMRIの進化が遅くなったような気がしていました。

 

それが2020年代に入りかなり進化していると感じます。

画像の作成が早くなるのは予想できますが、ヘリウムがいらないなんて。

 

配管工事がいらないMRIなんて考えられません。

さすがに冷却する装置は必要でしょうから、電気代はそこまで安くならないかもしれません。

 

現在、私が使用しているMRI装置は故障により2度も磁場を落としたことがあります。

こうなるとヘリウムを準備するのに時間がかかります。

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また、磁場を立ち上げるのも時間がかかります。

トラブルを経験したことがない人はわからないでしょうが、故障でMRI装置が2週間くらい止まったときは本当に大変でした。

 

予約はあるので、患者さんにあやまり、病棟にあやまり、残業に残業を重ね…

思いだしても汗をかきそう。

 

ヘリウムが少量の装置では磁場の上げ下げも簡単なようです。

もし、トラブルが発生しても、休止時間はそこまで長くならないようです。

 

今までのMRIに対する常識が変わりましたね。

ただ、そういう装置は1.5Tまで。

 

3T装置だとまだ存在していないようです。

でも、AI時代でSNがとても上がったので、無理に3Tである必要もないかなと思います。

 

磁場強度が低いほうが価格も安いし、メンテナンス費用も安くなるでしょう。

3TのMRI装置を使って思うのは、確かにSNは高いけどデメリットも多い。

 

バランスからいくと1.5Tが最適だと思います。

次回のMRIはヘリウムフリーで、配管工事なし。

 

という装置になるかな?

先のことなのでわかりませんが。

 

以上です。

さようなら!

 

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カテゴリー: MRI