こんにちは、つよしです。
先週はファンクショナルMRIでした。
今週は動脈瘤の血管の壁がやぶれているかどうかわかる撮像をするよう依頼されました。
聞いたことはあるけど、やったことはありません。
「また、新しいMRIの撮像依頼か」。
しかも、明日撮像するそうです。
業務が終わったら慌てて調べてメーカーにも連絡です。
造影剤を使用してSE系の3D撮像にMSDEを付加するものでした。
そうすると、造影剤をいれているのに血管が低信号に描出されます。
破裂している動脈瘤から出ている造影剤が高信号に描出されるというものです。
複数に動脈瘤があるときに、どの動脈瘤が破裂しているかわかるのです。
なかなか便利だね。
原理はなんとなくわかった。
しかし、残念ながら私が使用しているMRIではMSDEが使えません!
困ったなあ。
仕方がないのでSE系の3Dで撮像することにします。
でも、それだと流れている血管は低信号になりますが、動脈瘤が低信号になるかどうかわからないのです。
それだと偽病変を作る可能性があります。
でも、それしか撮像法がないなら仕方ありません。
その撮像を造影剤をいれる前と後で比較するということにしました。
もう、MRIのことを考えるのは仕事の時間内だけにしたいのに。
そう考えています。
でも、周りがほっておいてくれないのです。
「金田一37歳の事件簿」という金田一少年が37歳になっているマンガがあります。
その中で37歳になった金田一は「もう、謎は解きたくない」と言っています。
少年の時代の金田一は謎を解きたかったはずです。
それでも、過去の経験から事件の解決を依頼されるのです。
まさに、私もそんな状況です。
ずっと、MRIに関わってきたのでいろいろな依頼がきてしまいます。
MRIに関する質問であれば真剣に取り組まないわけにはいけません。
さらに、過去にブログでMRIのことを書いているので、今でも質問のメールがきます。
見ず知らずの私にメールしてくるので、ホントに困っているのでしょう。
そう思おうと真剣に答えなければいけません。
業務時間だけでいいのに。
もう、仕事時間外はあまりMRIに関わらなくてもいいのに。
人に頼られるのは悪いことではないと思うのですが。
こんな感じでMRIとのかかわりはなくなっていかないのでしょう。
ということで本日も新しい撮像にチャレンジしてきます。
それと「金田一37歳の事件簿」なかなかおもしろいですよ!
以上です。
さようなら!