こんにちは、つよしです。
以前、購入したSMSLのDAC「DO300EX」。
2ヶ月間使用してきましたが、違和感はなくなってきました。
「DO300EX」の出力にはRCAだけでなくXLRもあります。
ラックスマン「L-505Z」にもXLR端子がある。
これは、つまり、「一度バランスケーブルを試してみろ」という機器からのメッセージなのでは?
と、解釈してバランスケーブルを試してみることにしました。
バランスケーブルがいくらするのだろう?
どうせあまり変化がない気がするので、高いものは避けたい。
でも、安いものだと意味がない気がします。
検討した結果、ベルデンのバランスケーブル「88770」という製品が7,400円で販売していました。
ベルデンの製品なのでオーディオの最低限のレベルには達していると思います。
ただ、ベルデンのバランスケーブルはコネクタがついていないようなのです。
それで、コネクタを加工して販売している音光堂の製品を購入しました。
コネクタはノイトリック社の「NC3FXX-BとNC3MXX-B」というものです。
私の中でベルデンと言えばスピーカーケーブルですが、バランスケーブルも販売しているのです。
「DO300EX」に接続していたアンバランスケーブルはGOURD「GCR-600」。
2万円を超えています。
果たしてバランスケーブルにして変化に気づくことができるのか?
と、思っていたのですが…
「88770」にかえると、音が激変!
高域の解像度があきらかに増して、音の広がりも段違い。
ケーブルでこんなにかわったのは初めてでびっくりしました。
2万円超えのアンバランスケーブルを使っていた私っていったい…
これまでの機器にはXLR端子がなかったから仕方ない。
実際、バランスケーブルがよかったのか、DACのバランス出力がよかったのか、アンプのバランス入力がよかったのかは区別がつきません。
でも、いいものはいい。
念のため試してみてよかった。
結果として「GCR-600」が必要なくなりました。
このケーブルをすぐに売却すると、また機器が変更になり、アンバランスケーブルが必要になるかもしれないので保存しておきます。
バランスケーブルを使うときには注意点があります。
XLR入出力は3ピンです。
グラウンド、ホット、コールドがあります。
1~3番ピンで割り当てられています。1番はグラウンドと決まっているのですが、2と3番ピンは入れ替わることがあるのです。
間違って接続しても音は出ますが、正確にスピーカーを振動させることはできません。
これは機器のマニュアルを見るしかありません。
今回は「DO300EX」は2番ホットで、「L-505Z」は3番がホットでした。
どちらの機器も位相反転できるので、どちらかを設定変更すればいいのです。
どちらでもよかったですが、「DO300EX」の方を反転しました。
だいたい高級オーディオにしかXLR出力はついていません。
でも、中国製DACにはXLR出力がある製品が多い。
しかも、スペック上ではXLRは高いのです。
両方ともに端子があるなら試してみないとねぇ。
短距離の通信ではRCAもXLRでも音に変化はないという意見が多いようです。
それでデノンやマランツにはXLR端子がないものがほとんど。
RCAが2ピン、XLRが3ピンです。
信号をひとつ多く使っているので、ちょっとは違うんじゃないの?と疑問に思ってしまいます。
つまりコスト削減かな?
XLRがあると余分な回路が増えますからね。
自分で試すと実際に音は変わりました。
人の意見を聞くのもいいですが、自分で試すのも大切だなあと思った次第です。
以上です。
さようなら!