最新のMRIが進歩していた。GE、PHILIPS。
前回、シーメンスについてでしたので、今回はGE、PHILIPSです。
まずは、GE。
SIGNA Architect 3.0Tです。
外観はガッチリして大きい。
頭部は48チャンネルコイルです。
しかも、コイルの上部分(顔にかぶせる所)の高さを変えることができるみたいです。
工夫しています。
寝台は低く下がり身長の低い方にもやさしい作りです。
アプリケーションはシーメンスと同様に「Compressed Sensing」と「Multi Band」の技術です。
これにより高速撮像が可能となります。
次に、PHILIPSです。
装置はIngenia 3.0Tです。
寝台に寝た状態で映像が見えるようになっています。
息止め時間があと何秒かなど、患者さんがわかるようになっています。
なかなか親切だと思います。
アプリケーションは他社と同様に、「Compressed Sensing」と「Multi Band」の技術です。
今年のトレンドは高速化だったですね。
ただ、Compressed Sensingは3Dのみや2D、3DもどちらもOKというメーカーもあり、
まったく同じというわけではありませんでした。
特定のコイルでしか使えなかったりするので、これから発展していく技術だと思います。
MRの世界はパラレルイメージング以降、あまり高速になっていなかったですが、
これからは、がんがん速くなっていくかもしれません。