学生実習から学ぶことはある件

投稿者: | 2024年11月19日

こんにちは、つよしです。

 

毎年のことですが、MRIについて学ぶ学生実習の生徒さんが来ました。

カリキュラムが変わったようで、これまでの7日が10日間に長くなっていました。

 

小さな職場なので学生に教える専用の人はいません。

仕事をしながら私が教えることになるので、正直、面倒です。

 

通常の仕事プラス教える仕事ですから。

それに学生に教えながら検査をすると、私自身の画像への注意力が減ってしまうのです。

 

これがイヤなんです。

だけど、学生を教えるのも仕事の一環ということで仕方ない。

 

そんな中、学生に教えていると思わぬ質問を受けることがあります。

着眼点が素人に近いのでおもしろいのです。

 

経験が長いと当たり前と思って気づかないことを気づかせてくれます。

今回の質問はMRI室専用のパルスオキシメーターについてです。

 

患者さんの指にパルスオキシメーターを付けるとケーブルが体に沿うようになります。

それで火傷しないのですか?という質問です。

 

MRIのコイルのケーブルは患者さんに当たらないようにという注意があります。

それと同様だとするとパルスオキシメーターも大丈夫なのか?

 

という疑問なのです。

もちろんMRI用なので大丈夫なのですが、そんなところが疑問になるんだと興味深く感じました。

 

以前の質問でおもしろかったのはMRI室の入口は少し傾斜がついた坂になっています。

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この坂はなぜ?という質問です。

 

確かに車いすでMRI室に入るとき、フラットな床なら入りやすい。

もちろん、歩きでもつまづく可能性が低くなります。

 

安全を考えるとフラットな床がいいに決まっている。

でも、その質問をされるまで、私はMRI室の入口が傾斜になっていることに疑問を感じたことがなかったのです。

 

そういうものだと何も感じていなかったのです。

MRI室の入口が少し傾斜しているのも理由があります。

 

本なんかには載っていないですが、MRIの特徴を考えると答えは出ると思います。

 

こういう質問を学生からされると、学生実習はいろいろ面倒ですが、想定外の質問をされるのはおもしろいなと思います。

 

また、その答えを考えるのもおもしろいし、私自身にも学びがあります。

ということで、あと9日間、想定外の質問をされるのを楽しみにしていきます。

 

以上です。

さようなら!

 

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カテゴリー: MRI