異なるメーカーのMRI画像を同じようにするのは無理がある

投稿者: | 2023年8月23日

こんにちは、つよしです。

 

S社のMRI装置が稼働をはじめて5ヶ月。

あるだろうと予想された問題が発生しています。

 

それは現存するP社の脳血管のMRA画像と比較して違いすぎるのです。

そんなことを言われてもなあ。

 

装置を購入する前に、私はメーカーが変わるとMRAのような細かい画像が変わりますよ?

それで大丈夫ですか?

 

そう問題提起したのですが。

そのときは誰も深刻な問題としてとらえてもらえませんでした。

 

それも仕方ない。

だって実際の画像を見ていないから。

 

私の予想ではだいたい同じ画像でも、細部や画像を作る色合いみたいなものが変わるのではと思ったのです。

 

結果は予想通り。

例えばメーカーが違うテレビがあれば、違う画像になるのは当然です。

 

だから、言ったのに…

装置購入の意見は言えますが、決定権はありません。

下請けというのはつらいものです。

 

S社に決めたのは私ではありません。

それを画像が違うと現場の私に言われても…

 

ただ、もしP社の装置を購入していても時代が違うので同じ画像にはならなかったと思います。

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でも、異なるメーカーよりは同じような画像になったでしょう。

 

まあ、あとの祭りですね。

どうしても古いP社の方が画像は劣るので、そのぶん時間をかけてS社の画像に近づけていくしかありません。

 

検査時間が長いと嫌がられるし、動きのアーチファクトが出る可能性も上がるので時間を長くしたくはありませんでした。

 

でも、この問題の対策をするには、P社の検査時間を長くするしかなさそう。

そうすれば、ある程度ドクターから納得してもらえるかも。

 

それにもう装置はあるので、導入後にクレームをいれられても、どうしようもないことがあります。

 

そう考えると、購入する前に言いたいことは言ってほしいです。

購入後に文句を言われてもねぇ…

 

あとはやっぱりメーカーは同じ方が無難です。

みなさんも装置購入時はお気を付けください。

 

ただ、今回の件で脳をMRAの条件を大きく見直しています。

分解能やスライス厚、受信バンド幅、フリップアングル、その他。

 

なぜ、その設定にしたのかは自分でもあまり覚えていません。

特にMRAでの受信バンド幅ってどの程度にするか悩ましい。

 

どれが正解とも言えないので。

改めて条件を見直すにはいい機会になったと思います。

 

ただ、面倒ですが。

 

以上です。

さようなら!

 

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カテゴリー: MRI