こんにちは、つよしです。
新装置導入に伴いMR装置1台体制が終わりました。
やっと時間的に余裕がでてきたので、軽い実験の再開です。
装置はフィリップスのIngenia 3.0T。
この装置は古いですが、今年1月にアップグレードして、わりと最新版のソフトになっています。
このときのアップグレードでCSが使えるようになりました。
CSを使いはじめて4ヶ月。
特徴がつかめてきた気がします。
それは元から長い撮像時間の短縮には役に立ちますが、最初から短時間の撮像にはあまり役立ちません。
タイトルのように腹部の息止めシーメンスではT1WのmDIXONを使用しています。
1度の撮像で4種類の画像が取得できるので、たいへんお得な気がします。
従来、この撮像はSENSEを用いて13秒ほどで撮像していました。
これをCSに変更したほうが、SNが高くなるかも?
または、従来よりキレイになるかも?
どちらがいいかな?
ということで試しにファントムを撮像してみました。
SENSEとCSだけでもよかったですが、一応ハーフフーリエを使用したものも撮像しました。
全部で3種類、すべて撮像時間は同じ。
結果の画像はコチラ。
ハーフフーリエが一番悪いですね。
とても比較できません。
同じ撮像時間でこんなに違うのかと驚きです。
それと比較してSENSEとCSでは違いがわかりません。
k-spaceの充填方法は違うのに同じような画像になりました。
ちなみにファントムの均一部分のSDを比較しても同じくらい。
ということで、このT1Wの息止め撮像の場合、SENSEでもCSでもどちらでもいいみたい。
造影だとk0を充填するタイミングが変わるので、SENSEとCSでは違う画像になると思いますが。
単純だと同じでしたね。
そこで気になったのが、ハーフフーリエを少しいれつつ、SENSEやCSを使用するとどうなるか?
これだと組み合わせが相当増えてしまいます。
まあ、そこまで調べなくていいか。
そんなに微妙なことを調べなくてもいいので。
SENSEとCSを比較することで、今まで気になっていたことが解決しました。
検査をする上でどの撮像シーケンスを使用するかは重要です。
それをなんとなくというのはなるべく避けたい。
ある程度、根拠があるというか、自信を持って選択したいのです。
こんな感じで気になるシーケンスを調べていきたいと思っています。
ヒマなときに。
以上です。
さようなら!