MRI 実験2 CSのデノイジング

投稿者: | 2023年2月2日

こんにちは、つよしです。

 

今回はMRIのCSのデノイジングについてです。

まだ、使い始めて数日なのでわからないことばかり。

 

だから、初歩的なことを調べてみます。

CSでデータ収集するとノイズが多い。

 

それでデノイジング処理でノイズを目立たなくしているのですね。

 

このデノイジングをどの程度行うかを設定することができます。

装置はIngenia 3.0T R.5.7 Troso coil使用

 

最初はweak、default、strongと3種類選べました。

 

その後、進化して数値をいれて選ぶことができるようになりました。

weak、default、strongは数値ではそれぞれ10、15、30です。

 

では、一体どの数値を選べばいいのか?

これを調べてみます。

 

元データのSNに左右されるので、一概に言うことはできませんが、とりあえず傾向をしらべました。

 

その前に再構成スピードについてです。

CSを使うと再構成スピードがとても落ちます。

 

これもデータ量によります。

同じ撮像条件でも変わることもあります。なぜかはわかりませんが。

 

再構成スピードを上げるためにRecon Compressionがあります。

これはCS前からありましたが、特に計算に時間がかかるCSには必要です。

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Recon Compressionの欠点は軽度SNが低下するようです。

でも、見た目できづくほどではありません。

 

ですが、驚くべき欠点が…

それがこちら。

 

1  Recon Compressionナシ

2  Recon Compression アリ

 

まったく同じ条件で撮像しています。

それなのにRecon Compressionアリだけひどいアーチファクトが。

 

SNが軽度低下するだけと思っていましたが、こんなこともあるなんて。

 

これはいつも出現するわけではなく、条件により出現するみたいです。

Recon Compressionを使わないと、画像ができるのが遅いので困ります。

 

でも、こんなアーチファクトが出るとは。

Recon Compressionアリは注意して使用すべきですね。

 

メーカーの方に聞くとファントムだとひどいアーチファクトが出るようですが、人体だと出ないそうです。

そんなものなのかと、自分を無理に納得させます。

 

 

本題に戻りCSのデノイジングです。

デノイジングしない設定を選べましたので、No、5、weak(10)、default (15)、strong (30)の画像を。

NoはかなりSNが低い。

Noに設定する意図はわかりませんが、何か使い道があるかも。

5でも結構、いい感じだと思いました。

今までweakが最小設定だったようですが、SNが足りている画像は5とかでもいいかも。

 

Defaultまではいいかなと思いますが、strongの30はかなりベタッとした画像です。

これは違和感があります。

 

 

まとめ

 

CSのデノイジングは収集データのSNによりますが、デノイズレベルは小さい方が、従来に近い画像となります。

 

以上です。

さようなら!

 

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カテゴリー: MRI