こんにちは、つよしです。
今回はMRIのCSのデノイジングについてです。
まだ、使い始めて数日なのでわからないことばかり。
だから、初歩的なことを調べてみます。
CSでデータ収集するとノイズが多い。
それでデノイジング処理でノイズを目立たなくしているのですね。
このデノイジングをどの程度行うかを設定することができます。
装置はIngenia 3.0T R.5.7 Troso coil使用
最初はweak、default、strongと3種類選べました。
その後、進化して数値をいれて選ぶことができるようになりました。
weak、default、strongは数値ではそれぞれ10、15、30です。
では、一体どの数値を選べばいいのか?
これを調べてみます。
元データのSNに左右されるので、一概に言うことはできませんが、とりあえず傾向をしらべました。
その前に再構成スピードについてです。
CSを使うと再構成スピードがとても落ちます。
これもデータ量によります。
同じ撮像条件でも変わることもあります。なぜかはわかりませんが。
再構成スピードを上げるためにRecon Compressionがあります。
これはCS前からありましたが、特に計算に時間がかかるCSには必要です。
Recon Compressionの欠点は軽度SNが低下するようです。
でも、見た目できづくほどではありません。
ですが、驚くべき欠点が…
それがこちら。
1 Recon Compressionナシ
2 Recon Compression アリ
まったく同じ条件で撮像しています。
それなのにRecon Compressionアリだけひどいアーチファクトが。
SNが軽度低下するだけと思っていましたが、こんなこともあるなんて。
これはいつも出現するわけではなく、条件により出現するみたいです。
Recon Compressionを使わないと、画像ができるのが遅いので困ります。
でも、こんなアーチファクトが出るとは。
Recon Compressionアリは注意して使用すべきですね。
メーカーの方に聞くとファントムだとひどいアーチファクトが出るようですが、人体だと出ないそうです。
そんなものなのかと、自分を無理に納得させます。
本題に戻りCSのデノイジングです。
デノイジングしない設定を選べましたので、No、5、weak(10)、default (15)、strong (30)の画像を。
NoはかなりSNが低い。
Noに設定する意図はわかりませんが、何か使い道があるかも。
5でも結構、いい感じだと思いました。
今までweakが最小設定だったようですが、SNが足りている画像は5とかでもいいかも。
Defaultまではいいかなと思いますが、strongの30はかなりベタッとした画像です。
これは違和感があります。
まとめ
CSのデノイジングは収集データのSNによりますが、デノイズレベルは小さい方が、従来に近い画像となります。
以上です。
さようなら!