MRIのグラジエントコイルが故障して止まっている件

投稿者: | 2022年2月7日

こんにちは、つよしです。

 

本日は久しぶりのMRIのことについてです。

ただ、残念ながら故障のお話です。

 

私の所属している施設のMRI装置が故障しています。

グラジエントコイルが故障して交換しなければいけないようなのです。

グラジエントコイルってその名のとおり、磁場に傾斜をつけるものですね。

 

詳細は知りません。

というのも故障したのは5日前です。

 

私はその装置を担当していなかったのですが、なんとMRI本体からケムリがでたのです。

 

確かに中にはいると少し白くけむっていて、焦げ臭いにおいでした。

MRIに携わって20年くらいになりますが、こんなの初めてです。

 

電気製品ですからそんなこともあるでしょう。

でも、こんなことあるなんて。

 

そのときは検査中だったので、慌てて患者さんを出して修理連絡です。

MRI本体へ供給する電源を切ってメーカーの到着を待つ。

 

私が関わったのはそこまでです。

これは一体なんの故障なのだろう?

 

クエンチではなさそう。

クエンチでは焦げ臭いにおいはしないでしょう。

 

ヘリウムが気化している雰囲気はありません。

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でも、焦げ臭いし装置は動きません。

 

何か電気的な故障が発生したのでしょう。

焼けているし。

 

そして、次の日から私は休みだったのです!

だから、その後の経過はわかりません。

 

連絡によるとグラジエントコイルが故障して交換するということでした。

グラジエントコイルの交換はおおごとです。

 

磁場を落とさないといけません。

磁場を下げ、上げするのでヘリウムが必要になります。

 

ちなみにグラジエントコイルは3年前にも故障してそのときは10日くらい装置が止まりました。

 

わずか3年後にまたグラジエントコイルの交換になるなんて。

予想外ですが事実のようです。

 

仕事に行っていないので、現実感がないのです。

最短では明日からMRIが使えるようになりそうです。

 

3年前よりはやいのでありがたいですが。

装置2台分の予約が入っています。

 

これを1台でこなすのはたいへんです。

検査が大幅に遅れることに謝罪などをしながらの仕事になります。

 

そう思うと仕事をお休みしたくなります。

3年前もつらかったですからねぇ。

 

希望と言えば最短であと1日の停止で済むことです。

作業が滞りなく終わるといいのですけど。

 

世界的にヘリウムがないと聞きます。

今回は緊急だったのにすぐヘリウムを用意できたのだろうか?

 

前回は10日かかったのに今回は5~6日で復旧できるのだろうか?

そもそも3年でグラジエントコイルって壊れるものなのだろうか?

 

いろいろと疑問は尽きません。

ただ、仕事に行っていないのでわからないのです。

 

本日、仕事に行けばあきらかになると思います。

でも、行きたくないなぁ。たいへんそうな想像しかない。

 

以上です。

さようなら!

 

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カテゴリー: MRI