こんにちは、つよしです。
第11回 11-13, 17, 18の解答していきます。
間が飛んでいるのは写真いりの問題がないから仕方なくとばします。
11) Paradoxical suppressionアーチファクトに関連するものを選択して下さい. (正解2つ)
1.RF
2.傾斜磁場強度
3.受信バンド幅
4.Opposed-phase
5.Contrast media enhancement
正解は4, 5です。
Paradoxical supressionはopposed phaseで造影されているのにボクセル内に脂肪が混在するから信号が低下することですね。脂肪抑制すれば問題ないとは思いますが。
12)前立腺がんのMR検査について正しい文章を選択して下さい.(正解2つ)
1.一般的にT2強調像で高信号を呈する.
2.MRSは乳酸とコリン(Choline)で評価する.
3.正常組織より見かけ上の拡散係数は低値となる.
4.拡散強調画像でT2-shine throughの影響を受け難い.
5.拡散強調画像で高信号として描出する場合はb値を小さく設定すると良い.
正解は3, 4です。
1のT2強調で低信号です。
2のMRSではコリンとクエン酸で評価します。コリンピークが高く、クエン酸ピークは低くなります。
4のT2強調で前立腺がんは低信号なのでT2シャインスルーの影響は小さいです。
5のb値は正常前立腺も高信号になるので高く設定します。
13)パルスシーケンスチャートを示す.Flip angle (FA),TR,TEのパラメータ設定と得られる画像コントラストの組み合わせで正しいものを選択して下さい.(正解1つ)
1. Small Long Long Small Short
2. Large Short Short Large Long
3. Large Short Long Small Long
4. Large Long Long Small Short
5. Small Short Short Large Long
正解は3です。
T1強調はFAを大きくしてTRを短くTEを短く。
T2*強調はFAを小さくしてTRを長くTEを長く。
PD強調はFAを小さくしてTRを長くTEを短く。
T1回復の時間が長いのでその影響をどうするかですね。
17) Inversion recovery法を用いた場合,時間TIにおけるMzについて正しい式を選択して下さい.(正解1つ)
ただし,0:磁化, T1:組織のT1緩和時間, TR:inversion pulseの印加する間隔
1.Mz(TI)= M0– M0 ・exp(-TI/ T1)
2.Mz(TI)= M0-2M0 ・exp(-TI/ T1)
3.Mz(TI)= M0– 2M0 ・exp(-TI/ T1) + M0・exp(-TR/T1)
4.Mz(TI)= M0– M0 ・exp(-TI / T1) + 2M0・exp(-TR/ T1)
5.Mz(TI)= M0– 2M0 ・exp(-TI/ T1) + 2M0・exp(-TR/ T1)
正解は3です。
これは覚えるしかないかと…
18)下垂体のMR検査で正しい文章を選択して下さい.(正解2つ)
1.疾患部はダイナミック造影検査で正常部より早期濃染する.
2.ラトケ嚢胞はT1,T2強調像で脳脊髄液と同様の信号強度を示す.
3.T1強調像の下垂体後葉の信号が消失する疾患として中枢性尿崩症がある.
4.成人の正常下垂体の大きさは年齢性別に関係なくほぼ一定での大きさである.
5.T1強調像矢状断面の撮像では,化学シフトによる下垂体後葉と斜台の脂肪の重なりを避ける工夫が必要である.
正解は3, 5です。
1の下垂体は血液脳関門がなく正常下垂体は造影されるので、ダイナミック検査では造影されないところを探しているわけです。
2のラトケ嚢胞は脳脊髄液と同様の信号強度のものもあれば違うものもあるようです。
4の下垂体の大きさは年齢、性別でさまざまです。
今回の解答おわりました。よかったよかった。
今日、これを書いているのが2020/9/20です。試験は明日21に実施されるみたいですね!
今までたくさん解答してきたし、このブログみていた方は大丈夫でしょう。
あとは時間までひたすら暗記ですね。
試験のときって普段より集中力増してテンション高まる感じがいいと思うのですがどうでしょう?
では、健闘を祈ります。
以上です。
さようなら!