磁気共鳴専門技術者試験 解答 第14回 31-35問目
こんにちは、つよしです。
第14回31-35問目です。
31) 医療デバイスのMRI 対応について間違った記述はどれか.
- UV コンタクトレンズはMRI 禁忌である.
- MRI 対応人工内耳は撮像条件設定を変えることはない.
- 持続血糖値測定装置(FreeStile リブレPro)はMRI 禁忌である.
- MIZUHO 社製脳動脈用杉田クリップは3T-MRI まで対応している.
- 吸引力テストで偏向角が45 度以上になる条件付MRI 対応デバイスがある.
正解というか誤りは1です。
2のMRI対応人口内耳は通常操作モードまでというデバイスがありした。すべてかどうかわかりませんが。
3, 4はそのまま。
5の偏向角は45度以内です。
32) a~e のMRI 検査の安全に関わる用語と単位の正しい組合せはどれか.
a.B1+rms - T
b.トルク - N・m
c.末梢刺激(PNS) - V/m
d.比吸収率(SAR) - w/kg
e.空間磁場勾配 - T/m
- d,e
- a,b,c
- b,d,e
- a,b,d,e
- a~e の全て
正解は5です。全部正しいようです。
33) MRI 検査の安全性に関する正しい記述はどれか. 2 つ選べ.
- 吸引力は磁場中心ほど強く働く.
- トルクの働く方向は限られている.
- 神経刺激は撮像中心部で出現する.
- RF による発熱は表面から深さ3cm で最も高くなる.
- クエンチ時に最初に確認するのは酸素濃度計である.
正解は2, 5です。
1吸引力はガントリー開口部付近ですね。
2はそのまま。
3の神経刺激は末梢、心臓です。
4のRFによる発熱は体表面で高くなるみたいですが、3cmと決まってはいません。
5はそのまま。
34) 造影剤に関する正しい記述はどれか. 2 つ選べ.
- すべて非イオン性である.
- 投与後12 時間は授乳を避ける必要がある.
- 超常磁性酸化鉄製剤(SPIO)は鉄過敏症の被験者に禁忌である.
- CT とMRI では造影剤を禁忌とする推算糸球ろ過量(eGFR)の基準値が異なる.
- 線状型キレート構造のガドリニウム造影剤は繰り返し使用すると小脳歯状核に蓄積する.
正解は3, 5です。
1の造影剤はイオン性、非イオン性両方あります。
2の授乳は24時間後と添付文書にあったりします。
3, 5はそのまま。
4のCT、MRIの造影剤禁忌となるeGFRの基準は完全に決まっているわけではないようです。一応MRIはeGFR30以上のようです。
35) メタルアーチファクト対策に関する正しい記述はどれか. 2 つ選べ.
- スライス厚を厚くする.
- エコー時間を長くする.
- 繰り返し時間を長くする.
- 受信バンド幅を広くする.
- 面内空間分解能を高くする.
正解は4, 5です。
1のスライス厚は薄くです。
2のエコー時間は短くです。
3のTRは短くです。
認定試験の問題を解いているとウキウキしますねー!
(ウソ)。
以上です。
さようなら!