こんにちは、つよしです。
サブシステムのマランツ「MODEL 40n」のネットワーク機構が必要なくなったので、同じくマランツのプリメインアンプ「PM-12 OSE」を注文していました。
そして使ってみた感想は「想像以上にいい!」です。
スイッチングアンプというのがどういうものか?
不安と言うほどでもないですが、長い間使用してきたAB級のアンプとは違うだろうと思っていました。
それはいい意味ではなく、悪い意味で。
というのも、日本でアンプを販売しているメーカーではAB級が多いからです。
従来と違うアンプを使うのは抵抗があるでしょう?
まあ、その予想はいい意味で裏切られました。
では、まずは箱から。
さすがに2023年からサブシステムのアンプは4台目になるので、特に何も感じません。
オープン!
これまでのマランツ製品と違う。
いきなり大きな紙が。
これは単純に大きな厚紙のようで、厚紙をはずすと中身が出てきます。
最近のD&Mのマニュアルと違う。
古典的、大きなサイズのマニュアルです。
最近のD&Mのマニュアルはコンパクトですからね。
マニュアルは大きい方が見やすくていいかも。
リモコン。
古い、古すぎるデザイン。
Webを見ていたのでわかってはいましたが、旧世代のリモコンです。
ボタンが多い。CDプレイヤーと共有でとにかくボタンが多い。
私に必要があるのは電源とボリュームの上げ、下げの3つだけ。
90%以上のボタンは必要ありません。
リモコンは「MODEL 40n」の方が洗練されています。
世代の違いですね。
「PM-12 OSE」も「MODEL 30」も2020年に発売されています。
でも、リモコンがまったく違うのは、「PM-12 OSE」は最後のPMシリーズっぽい。
それに対して「MODEL 30」からはじまるマランツの新世代だったのです。
だから同じ時期でもまったく違うのですね。
反対にちょっと期待していたけど、電源ケーブルはいつものD&Mの製品とまったく同じ。
この質感はいただけません。
D&Mとして電源ケーブルは買い替えるのが当たり前と考えているのか、それとも電源ケーブルはこの程度で十分と考えているのか?
電源ケーブルの買い替えはコストパフォーマンスが悪いので、このまま使う予定ですが。
付属品を取り出して中を見ると…
「高級感のある天板」。期待できます。
出ました。なかなかいい色です。
「PM-12」は使ったことはありませんが、「Original SE」の刻印がカッコイイ。
背面。
この色が「PM-12 OSE」を使ってみたかった理由のひとつです。
あきらかに「MODEL 40n」より質感がいい。
銅メッキされたシャーシは何とも言えない高級感があります。
それに見た目だけでなく、非磁性体で導電性の高い銅をシャーシにメッキすることで、うず電流を抑え、シャーシ上の電位差が少なくなり、ノイズを減らすことができるらしい。
さらにCDとフォノ端子のみ高級銅削り出し端子で音質が向上しそうな雰囲気があります。
マランツ製品はスピーカー端子も高品位ですが、「PM-12 OSE」は銅メッキされてさらに高級感があります。
サブシステムに設置する予定ですが、とりあえずメインシステムに設置してみました。
スピーカーはB&W「705 S3」に接続して音出しです。
「驚くほどいい」。
想定外。
メインシステムではアンプはラックスマンの「L-505Z」を使っていますが、音質は大きく異なります。
アンプでこんなに違うとは。
具体的には高域がさらに上のレベルになります。
まだ、こんな高音が出るなんて。
キレのいい高音が特徴の「705 S3」ですが、さらに長所をのばした感じです。
予定ではサブシステムのアンプと交換するつもりでしたが、「PM-12 OSE」をメインシステムで使っていいかも?
「L-505Z」をサブシステムに回してもいいかな。
一瞬、いやもっと長い時間悩みました。3日間くらい。
3日間メインシステムでじっくり使うことで、「PM-12 OSE」で気になるところもわかりました。
それは高音がキレすぎることです。
あまりにも高解像の高音は耳が聴き疲れしそうな予感がしてきました。
やっぱり「PM-12 OSE」がサブシステムのKEF「R3 Meta」にあう気がする。
ということで、「PM-12 OSE」はサブシステムで使うことにしました。
「R3 Meta」との組み合わせについては、今度書きます。
「PM-12 OSE」はスイッチングアンプというのはどんな物かという不安が大きかったですが、音質としてはAB級と比較してまったく問題ないどころか、もっといいかも?です。
以上です。
さようなら!