はじめてMRI検査をうける方へ

投稿者: | 2018年10月11日

はじめてMRI検査をうける方へ

 

こんにちは、つよしです。

ひさしぶりのMRIネタです。

といっても、MRIの中身ではなく検査を受ける方に準備や心構えを解説してみます。

 

たぶんMRI検査をはじめて受けるあなたは不安なはずです。

いろいろな面で。

いつもMRI検査を行っている立場だから言えるアドバイスを書きます。

基本的には担当者にすべてゆだねるのがいいと思います。

プロのはずですから。

 

それだけではさっぱりしすぎなので説明を。

まずは安全のチェックから。

他の検査と違いMRIは超強い磁場の中に入って検査をします。

そのため磁石によって問題があるものを持っていたり、

体内に埋め込んでいたりすると問題になります。

そのため検査前に入念に確認されるはずです。

ちなみに磁場の強さは地球の磁場の3000倍とか6000倍なんていう装置あります。

想像できないと思いますが、ルールを守らないと相当危ないです。

死亡例もありますし。

 

おそらくこのブログを読まれるかたの年齢からいくと大丈夫だとは思いますが、

磁石に引き寄せられる脳動脈瘤クリップや

MRI対応でない心臓ペースメーカーが埋め込まれている方は検査できません。

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そして次に更衣です。

磁石に引き寄せられるようなものを身に着けていると危ないので着替えをします。

ここでよくある質問なのですが、頭の検査なので頭に金属ついてなければいいですよね?

と質問されますが、ダメです。

なぜかって、磁場はMRI装置の中ずっと、外までも発生しているからです。

とても強い磁場なので、頭だけに磁場を発生させることは無理なのです。

だから最初から金属のまったくついていない服を着ていればそのままでも検査できます。

ですが、それでも更衣させる施設もあると思います。

安全のために。

何も金属ないよといって、ある場合もわりとありますし。

 

ちなみに女性の化粧も金属を含んでいる場合があるので、

できればあまりしないほうがいいと思います。

金属が含まれているとMRIに使用する電磁波を吸収して「やけど」する恐れがあるからです。

ちなみにマスカラなんかに金属がたくさん含まれていたりすると、

MRI画像から目が消えてしまうことがあります。

 

入れ墨なんかも同様の理由で問題になる場合があります。

入れ墨には多少の鉄を含んでいるものがあり、

検査中に熱くなってしまう場合があるからです。

ですが、検査できないというほどでもないと思います。

 

そして、検査です。

お腹の検査でなければ寝ておくだけです。

といわれますが、せまい筒の中で居心地悪いですよね。

ヘッドホンから音楽が流れますが、

検査がはじまるとうるさくてあまり意味がないですけど。

MRIメーカーによって音が小さい装置もあります。

また、磁場が強い装置ほど音が大きくなる傾向があります。

 

せまいのが苦手な方へのアドバイスですが、目を閉じていることをオススメします。

前が見えないとせまい雰囲気も緩和されますから。

なぜこんなにせまいかというと、磁場の均一性を高めないといけないからです。

そもそも磁場が均一でないと、画像が撮れないわけです。

なぜ音がうるさいかというと、磁場を急激に変動させているからです。

そうしないと、どこから信号が出ているかわからないのです。

 

なんか長くなってきたので、続きはまた今度。

 

以上です。

さようなら!

 

 

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カテゴリー: MRI