こんにちは、つよしです。
これはSMSLのDAC「SU-X」が壊れる前の話です。
ケーブルを買ったほうが先でしたか、「SU-X」が故障した話のほうが「おおごと」だったので、今回の話は後回しとなっていました。
同軸デジタルケーブルはLinkplayの「WiiM Ultra」~「SU-X」間で使っていました。
ふと、同軸デジタルケーブルを代えたら音の変化があるかが気になってオーディオクエストの「Cinnamon」(シナモン)を購入しました。
それまで使っていたケーブルはモガミの「2964」に端末をカナレの RCAP-C3Aに加工したもので75cmで2,555円でした。
今回、購入したケーブルは「Cinnamon」は75cmで9,500円。
同軸デジタルケーブルで音が変わるか疑問でしたが、結果的に「Cinnamon」のほうが密度の濃い音でした。それと比較すると「2964」はちょっと薄っぺらく感じました。
解像度やSNが違うというほどではないけど、聞き比べるとあきらかに違う。
2本で音が違う理由はケーブルの構造にあるようです。
導体構造は2本とも高純度銅で同じですが、「Cinnamon」のみ1.25%銀メッキされています。
これが音に効くのではないかと推測しています。1.25%という数値はケーブルの太さの1.25%の意味だと思います。
オーディオクエスト最上位の同軸デジタルケーブルである「Coffee」は10%も銀メッキさ12万円くらいするようです。
12万円の同軸デジタルケーブルを買う勇気はないので、1.25%の銀メッキで十分。
導体に銀メッキすると「表皮効果」の影響を減らせるようです。
「表皮効果」とは電流が導体を流れる際、電流密度が導体の表面に集中し、中心部ほど流れにくくなる現象のこと。
周波数が高くなるほどこの効果が顕著になり、導体の実効的な断面積が小さくなり抵抗が増加し電力損失が大きくなります。
高周波になるほど表皮効果は大きくなるので、同軸デジタルケーブルに銀メッキするというのは有効なようです。
文章だけではわかりにくいですが、実際に「Cinnamon」を使うと音が変わるので効果はあるのでしょう。
さらに、「Cinnamon」には方向性があります。信号の流れる向きに合わせて端子を接続するほうがいいようです。
これもオーディオクエスト的に意味があるようですが、どうでしょうね?
まあ、方向性があるケーブルをあえて反対向きに接続する気はしないですけど。
ということで、同軸デジタルケーブルを交換することも案外効果がありました。
ただ、スピーカーケーブルをベルデンの「9497」からオーディオクエストの「Q2」に代えたときのような大きな変化はありません。
より良い音を求めるならば、同軸デジタルケーブルを代えることはアリかもしれません。
以上です。
さようなら!