今回は、MRIのFID artifactです。
FIDというのは、励起パルスのあとに発生する信号です。
通常は収集されません。
また、90度パルス、180度パルスの間隔があいていれば問題ないのです。
しかし、高速撮像のためパルス間隔が詰まっているとFID信号が180度パルスと重なってartifactが出てしまいます。
近年の3DFSEシーケンスはecho間隔を短くしているので問題になります。
画像しては、はっきりわかるものではなくこんな感じになると思います。
線上にみえているものです。
これを防止するにはゆっくり撮像するかFIDを打ち消すような傾斜磁場をかけたりします。