FID reduction
以前、お話したFID artifactを改善するために、
FID reductionというクラッシャー傾斜磁場を印加する方法をためしました。
3D-FSEでは高速でrefocus pulseを印加しデータ収集するため、
エコーだけでなくFID信号も一緒に収集してしまいます。
このFID artifactをなくすためにrefocus pulseのおそらく前後に強い
クラッシャー傾斜磁場をかけるというものです。
実際の画像です。
ブログだとわかりにくいかもしれませんが。
腕神経叢の部分で、FID artifact(矢印)が見事に消えています。
このFID reductionを付加すると、echo spaceが少し延長しますが、
SNもコントラストも変化しませんでした。
3D-FSEを使用しFID artifactが目立つ場合にはおすすめの方法です。