IR
IR法はinversion recovery法です。
日本語では反転回復法ですね。
これは反転パルスを印加して、脂肪抑制(STIR)、T1強調、水抑制画像(FLAIR)を取得する撮像法です。
反転パルスからの待ち時間をTI(Inversion time)と呼び、TI後、通常のSEやGREエコーシーケンスで信号収集します。
SE法ではこのTIは1.5TでSTIR : 170ms、T1強調500ms、FLAIR : 2800ms程度になります。
設定TRによりTIも変わってきます。
3Tでは、T1値の延長によりもう少し長い時間になります。
また、GREでIRパルスを用いるときは強いT1強調を得るときに使用されます。