こんにちは、つよしです。
私が使用しているMRI装置にCSがはいって3週間。
少しずつですが、特徴をつかみつつあります。
使ってみた一番の驚きはタイトルの通りリファレンススキャンがとても長いときがあることです。
普通のリファレンススキャンは7sとか11sです。
これなら長いとは感じません。
それがTSEでサジタルかつ位相方向がFHのときだけレファレンスが長くなります。
しかも、その設定だと折り返し設定含め約600mm撮像しないといけません。
例えば100mmのFOV設定でも残りの500mmくらいを折り返し設定にしないとコンフリクトしてしまいます。
今までのMRIの常識が変わってしまいました。
CSファクターを増やさないと今までより撮像時間がかかるのです。
リファレンススキャンの時間は私が試したところでは35s、59s、1:18かかる場合もあります。
FOVが大きい方が長い傾向にありますが、そうではないときもあります。
CSを導入して例えばT2W SAGが3分から2分になったとしましょう。
それでもリファレンスに1:18かかったらトータルでは検査時間は長くなります。
T1Wにも使えるのでこちらも1分短くしたら、T2、T1で2分短縮されるので、1:18かかっても42s速くなります。
でも、ねぇ、1千万円以上かかって42sはまずいでしょう?
思わずメーカーに連絡しました。
そると、1:18でも以前よりは短くなったということです。
P社オリジナルのTSEリファレンスは2:09かかっています。
それに比べると確かに短い。
でも、リファレンススキャンに1分以上はありえないでしょう。
一応、問題なのは認識しているようなので、もしかすると改善するかもしれませんが。
通常のFE法でのリファレンススキャンは10s程度、SE法は1分。
これは改善の余地があると思います。
導入するまでまったく知りませんでした。
これは事前に教えてほしかったですね。
ホントに予想外でしたね。
ただ、SAGでも位相方向がAPだと10s程度のリファレンススキャンです。
また、他の方向でも問題ないのです。
FE法の撮像でも問題ありません。
でも、例えば脊椎の単純SAGはTSE系で撮像すると思います。
このときにCSが使いにくいのはなんとも言えない。
リファレンススキャンがTSEじゃないとアーチファクトが出るので仕方ないみたいですが。
もう少し短くならないかと思います。
思い出すのは昔の装置です。
そのとき、リファレンススキャンは1分かかっていました。
10年以上前はそれが普通でした。
それが進化して10s程度になり感動したのですが…
まさか後戻りするとは。
それも10年前の1分よりも長くなっています。
正直、製品に問題があるレベルでしょう。
改善されることを期待しています。
以上です。
さようなら!