磁気共鳴専門技術者試験 解答 第14回 26-30問目
こんにちは、つよしです。
第14回26-30問目です。
26) 一般的名称 超電導磁石式全身用MR 装置の薬機法上の位置づけに該当するものはどれか. 3 つ選べ.
- 一般医療機器
- 設置管理医療機器
- 内蔵機能検査用器具
- 機能検査オキシメータ
- 特定保守管理医療機器
正解は2, 3, 5です。
MRI装置の添付文書に書いてあります。
27) 下表はJISZ4951:2017 に記載されているSAR 上限値を示している.( )の中に入る適切な組合せはどれか.
- A:2 B:4 C:2
- A:1 B:4 C:2
- A:6 B:2 C:10
- A:6 B:4 C:2
- A:1 B:2 C:10
正解は4です。
28) 以下の記号に関する正しい記述はどれか. 2 つ選べ.
- (A)の機器は全てのMR 装置に無条件で使用できる.
- (B)は取扱説明書を参照してほしいという意味である.
- (C)はMR 適合性の試験結果を表示するための標準規格表示である.
- (D)は強磁場警告を表しているためMR 撮影室入り口に掲示するべきである.
- (E)は能動的植込心臓デバイス装着者の立入り禁止を示しているためMR 撮影室入り口に掲示するべきである.
正解は2, 3です。
1はMRコンディショナルですね。条件付きで使用できます。
2の記号は確認できませんでした。ほかが違うのでおそらく正解では。
3はそのまま。
4の記号も確認できませんでした。
5は心臓デバイスだけを指しているわけではありません。
29) 下表はJISZ4951:2017 に記載されている固定パラメータオプション:ベーシック(FPO:B)の円筒型MR 装置に適用可能な上限値を示している.( )の中に入る数値で適切な組合せはどれか.
- A:3.0 B:3.2
- A:1.5 B:3.2
- A:1.5 B:5.0
- A:3.0 B:5.0
- A:7.0 B:3.2
正解は2です。
30) 条件付MRI 対応ペースメーカに関する正しい記述はどれか. 2 つ選べ.
- オーバーセンシングが起こると頻脈になる.
- MRI 検査時は必ず生体モニタを装着しなければならない.
- ペースメーカのMRI 対応モードは自己脈より短く設定する.
- ペースメーカ手帳の表紙には必ず適応磁場強度が記載されている.
- ジェネレータのみをMRI 対応機種に交換すると条件付MRI 対応になる.
正解は2しかわかりません。
1のオーバーセンシングとは心拍ではない信号を心拍と誤認することです。
2はそのまま。
3は調べると安定した自己心拍がなく、ペーシング依存状態の方は自己心拍より高めのレートで非同期ペーシングを行うようです。
4のペースメーカ手帳の表紙には磁場強度は書いていないものもあります。
5はリードもMRI対応でなければいけません。
磁気共鳴専門認定を受けるならMRI対応ペースメーカの設定も知らないといけないみたいですね。たいへん!
以上です。
さようなら!