磁気共鳴専門技術者試験 解答 第14回 11-15問目

投稿者: | 2020年7月12日

磁気共鳴専門技術者試験 解答 第14回 11-15問目

 

こんにちは、つよしです。

第14回11-15問目です。

 

11) 正しい記述はどれか. 2 つ選べ.

 

  1. 傾斜磁場は磁気モーメントの位相分散(dephasing)を伴う.
  2. 傾斜磁場強度が低いほど,薄いスライス厚の撮像が可能である.
  3. 送信BW(バンド幅)が広いほど,薄いスライス厚の撮像が可能である.
  4. 励起RF パルスはシンク波で左右のローブが多いほどフーリエ変換は矩形に近づく.
  5. スライス選択傾斜磁場(GZ)をt 時間印加したことによる位相分散を再収束させるには,極性が反対で同じ強さの傾斜磁場(-GZ)を同じt 時間印加すればよい.

 

正解は1, 4です。

 

1はそのまま。位相は傾斜磁場直線下の面積に比例します。

2の傾斜磁場強度は高いほど、薄いスライス厚が可能です。

3の送信バンド幅は狭いほど、薄いスライス厚が可能です。

4はそのまま。

5のGzをt時間ならば、反対の極性で同じ強さを半分の時間印加すればよいですね。

 

12) 化学シフトに関する正しい記述はどれか. 2 つ選べ.

 

  1. 水の1H 原子核の化学シフトは脂肪より約3.5ppm 低い.
  2. 化学シフトアーチファクトは受信バンド幅を広げると強くなる.
  3. 第2 の化学シフトアーチファクトはあらゆる方向に出現する.
  4. 第2 の化学シフトアーチファクトを利用すると脂肪を定量できる.
  5. EPI を除き化学シフトアーチファクトは位相エンコード方向に現れる.

 

正解は3, たぶん4ですね。

 

1の水の化学シフトは3.5ppm高いです。

2の化学シフトアーチファクトは受信バンド幅がせまいと強くなります。

3はそのまま。

4の第2化学シフトアーチファクトを利用して脂肪を定量できるか若干不安ですが。DIXON法で行うのでまぁ正しいかなと思います。

5の化学シフトアーチファクトは周波数方向のみです。EPIのみ位相方向です。

 

13) NEMA における均一性測定に関する正しい記述はどれか. 2 つ選べ.

 

  1. スライス厚は10 ㎜以上にする.
  2. スパンΔは(Smax-Smin)/2 である.
  3. TR は信号発生物のT1 値の3 倍以上にする.
  4. データ収集マトリクスは256×256 以上にする.
  5. 撮像画像に9 点ローパスフィルター処理を行う.

 

正解は2, 5です。

 

1のスライス厚は10mm以下です。

2, 5はそのまま。

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3のTRは信号発生物質のT1値の5倍以上です。

4のデータマトリックスは決まっていないようです。

 

14) NEMA におけるスライス厚測定に関する正しい記述はどれか. 2 つ選べ.

 

  1. 高速SE 法が望ましい.
  2. シングルスライスで撮像する.
  3. TR は信号発生物質のT1 値の3 倍以上にする.
  4. ウエッジ法のスライス厚はFWHM × tan 𝛼である.
  5. ウエッジファントムが2 つあるのは磁場不均一の補正のためである.

 

正解は3, 4です。

 

1, 2の撮像シーケンスは通常使用しているもの。

3, 4はそのまま。

5のウエッジファントムが2つあるのは、ファントムセッティング誤差の補正のためです。

 

15) NEMA におけるSNR 測定に関する正しい記述はどれか. 2 つ選べ.

 

  1. 部屋とファントムの温度は22±4℃にする.
  2. 信号発生物質のT2値は50ms 以下である.
  3. 信号発生物質のT1値は1200ms 以上である.
  4. TE は信号発生物のT2値の1/2 以上にする.
  5. TR は信号発生物のT1値の3 倍以上にする.

 

正解は1, 5です。

 

1, 5はそのまま。

2のT2値は50msより大きいです。

3のT1値は1200msより小さいです。

4のTEは臨床で使用する条件です。

 

この解答を作るたび脳が活性化する気がします。

 

以上です。

さようなら!

 

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カテゴリー: MRI