磁気共鳴専門技術者試験 解答 第13回 18問目

投稿者: | 2019年9月8日

磁気共鳴専門技術者試験 解答 第13回 18問目

 

こんにちは、つよしです。

本日は、第18問目!

今度は造影検査についてです。

 

18) MRI の造影検査や造影所見に関する正しい記述はどれか.(正解2 つ)

 

1. eGFR は糸球体1分間あたりの濾過能力である.

2. 本邦で認められている消化管用造影剤は,T1 強調像で低信号を呈する.

3. Gd 系造影剤によるT1 強調像での造影効果は,水のT1 時間延長効果を利用している.

4. Gd-EOB-DTPA 投与後の肝細胞相で,原発性肝癌はすべて肝細胞より低信

号を呈する.

5. Gd 系造影剤を用いた灌流画像であるdynamic susceptibility contrast 法で

は,T2*強調系の画像による信号低下を利用している.

 

正解は1, 5です。

 

1のeGFRはそのままです。

 

2の消化管用造影剤は,T1 強調像で低信号を呈する。ではなく、T2強調像で低信号ですね。T1強調像では高信号になります。

 

3のGd 系造影剤によるT1 強調像での造影効果は,水のT1 時間延長効果を利用している。ではなくT1短縮効果です。T1短縮によりT1強調で高信号になります。

 

4のGd-EOB-DTPA 投与後の肝細胞相で,原発性肝癌はすべて肝細胞より低信

号を呈するは、すべてではないですね。胆汁を産生するタイプは高信号になる場合があります。

 

5のGd 系造影剤を用いた灌流画像であるdynamic susceptibility contrast 法では,T2*強調系の画像による信号低下を利用している。はその通りですね。GRE型EPIで撮像すると思います。

 

今回はバッチリわかったのでよかったです。

暇つぶしに認定試験の解答をするなんて、私はどんだけ暇なんでしょうね!

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以上です。

さようなら!

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カテゴリー: MRI