磁気共鳴専門技術者試験 解答 第13回 4問目
こんにちは、つよしです。
本日は、第4問目!
性能評価です。
4) NEMAにおける歪みの性能評価法に関する正しい記述はどれか.
(正解2つ)
1. スライス厚は 5mm 以下とする.
2. 歪率の許容範囲は,±10%である.
3. EPI や GE の測定時は周りを水溶液に浸す.
4. 距離の測定間隔は 45°以下で 4 本以上とする.
5. 測定値と実寸の誤差割合を算出し,最大誤差を表記する.
正解は4,5たぶん
歪みの性能評価なんて知らないですけど。
とか思ったけど、せっかくなので調べてみました。
NEMA Standards Publication MS 2-2008 (R2014)
Determination of Two-Dimensional Geometric Distortion in Diagnostic Magnetic Resonance Images
というものを。
それによると、
スライス厚は10mm以下となっています。
歪率の許容範囲の記載はないようです。
測定はSE法でするように書かれています。
EPIやGREについては書かれていません。
「距離の測定間隔は 45°以下で 4 本以上とする」というのは図もつけて記してあります。
測定値と実寸の誤差割合を算出し,最大誤差を表記する。
式はgeometric distortion = MAX {100 × |Lm – La|/La}
Lm = 測定したファントムの距離
La = 実際のファントムの距離
となっています。
軽はずみではじめた解答ですが難しいね。
いろいろ勉強になります。
以上です。
さようなら!