磁気共鳴専門技術者試験 解答 第13回 5問目

投稿者: | 2019年4月5日

磁気共鳴専門技術者試験 解答 第13回 5問目


こんにちは、つよしです。

本日は、第5問目!

性能評価SNRです。


5) NEMA における SNR 測定に関する正しい記述はどれか.(正解2つ)

1. 測定法は差分法である.

2. 算出式は SNR=S /(√2 × SD)である.

3. Fast SE 法は撮像シーケンスとして使用できない.

4. 体幹部はボディーコイルで,頭部はヘッドアレイコイルを使用する.

5. ファントムは T1値が 1200ms 以上で T2値が 50ms 以下のものを使用する.


正解は1,3

調べてみました。

National Electric Manufacturers Association:Determination of signal-noise ratio (SNR) in diagnostic magnetic resonance images,NEMA Standard Publication,MS1(2008)というものを。

それによると、

測定は差分法ですね。

2回撮像して引き算です。


算出式はSNR=S/noiseです。noise=SD/√2となっています。

よってSNR=S/(SD/√2)です。


撮像シーケンスはSEが推奨されています。

コイルはアレイコイルを使用すると位置依存性などがでるのでよくありません。

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ファントムのT1値は1200msより小さく、T2値は50msより大きいとされています。

試験ならではのひっかけですね。

まぁSNR測定の仕方は知っておいてもいいかもしれません。


以上です。

さようなら!

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カテゴリー: MRI