相棒 劇場版4の感想
相棒の劇場版4を見ました。そのロケ地が北九州市でした。
私の住んでいるところは北九州市です。
地元ならではの感想も含めて書きます。
相棒のことはあまり知りません。
テーマは大きく、考えさせられるものでした。
7年前、イギリスの日本大使館で誘拐された少女が発端です。
7年後、国際犯罪組織のバーズが、なぜかまた身代金を日本政府に要求し事件がはじまります。
バーズのリーダーのレイブンが、70年前の戦争が原因で日本を憎み犯行にいたるみたいな感じでした。
2時間を229文字に短縮してみました(笑)。
もっと短く言うと「50万人が生き残るなら、1人は死んでもいい!」
そんな選択をせまられる。というお話です。
私が50万人の側だったら、1人は死んでもいいと思うし、
1人の側だったら、そりゃないよと思います。
例えば、日本で地震がおこってたくさんの人が死んだらかわいそうと思いますが、
遠くの場所で同じことがおこってもそんなに感じないでしょう?
結局、自分の身にふりかからないと本気で感じることはできないと思います。
その、バーズが日本でテロをおこそうとするんです。
スポーツ選手団のパレードが銀座であるという設定です。
そして、そのパレードが実際は銀座でなく、北九州市の小倉でした。
通りを1日通行止めにして撮影したそうです!
映画を見ていたら、ものすごく知っている場所でした。
勉強会や会議が行われるビルが出てきて親近感がかなりわきました。
そして、反町隆史と北村一輝のアクションシーンが井筒屋(いづつや)という小倉の百貨店でありまして。
ギャー井筒屋こわれるー!とか思いました(笑)。
テーマは重いですが、作りは割と軽い。というか雑。
誘拐されていた子が、杉下右京と冠城亘(かぶらぎわたる)の名刺を見つけるのですが、普通に冠城亘という漢字を読むんです。
読めます?冠城亘って?
相棒を知っている人なら、その名前は当たりまえでしょうが、何かびっくりしました。
あとは、捜査本部のパソコンのそばに置いてある持ち主のわからないUSBをあっさりパソコンに接続し、ウイルスに感染!
さらに、部会者なのに操作本部に入って操作に協力している犯人!
どんだけ信用されているのでしょう?
2時間で話を最初から最後まで作らないといけないから、仕方ないのでしょうが、もうちょっと丁寧にできたらいいなと思いました。
そして、登場人物が多すぎて話が複雑になってるかなと。
相棒は歴史があるから仕方ありませんが、過去の登場人物をあえて使わなくてもいいのではと思いました。
あえてつっこみ所をたくさんいれて作っているかもしれませんね?
まぁ、全体的にはおもしろい映画でした。
一見の価値ありです。
相棒を知らない私でも楽しめました!