こんにちは、つよしです。
昔、稲作を手作業でやっていたころから比べると現代の農業は劇的に進化していると思います。
それと同じように、機械化やAIに仕事を任せれば仕事はラクになるというか、ラクになるために発展してきたと思っていました。
それなのに、なぜ自分の仕事は減らないのだろう?
進歩しているのに、どちらかと言うと今のほうがきつい。
おかしい。
昔は人手がいったものが、いらなくなれば、人間はもっとのんびり暮らせているはず。
そういう人もいると思いますが、そうではない人もたくさんいるでしょう。
私は今も仕事が忙しい人の部類に入ります。
MRIで考えると、ここ20年でかなり進歩しました。
20年前と比べるととんでもない進化です。
それで検査がはやく終わるようになったかと言うと、まったくです。
進化したのに逆に長い検査時間になったりしていますから。
はやく終わるようになったので、別の検査内容をいれたり、もっと高画質にするために時間をかけたりしています。
患者さんからみれば、MR検査なんてはやく終わってほしいだけだと思いますが。
詳しく調べた方が、患者さんの予後がよくなるかもしれません。
でも、実際は詳しく調べても寿命はあまり変わらないのではないですかね。
進化の方向性が違う気がしています。
これまでより進化したから、これまでよりいいものを求めてしまっています。
「足るを知る」といいますか。
私もそうですが、装置がよくなれば、もっといい画像を求めてしまいます。
まあ、それを進化ととらえて、ヨシとしてきた世の中です。
もう、進化も限界に来たのではないでしょうか。
まだ、自動運転とか発展段階ですが。
このへんで、これまでの進化する方向を改めて、みんなのんびり暮らせるようになりませんかね。
朝はゆっくりスタート、午後もはやめに終了。
ヒマになった時間はのんびり過ごす。
遊びにいったり、趣味に時間を使うような。
こういうのを目指したい。
生産性を上げて薄利多売、みたいな世の中はやめていきましょう。
日本の労働人口は減っていくわけで、それに応じてゆっくりした世の中になるといいと思うのですが。
以上です。
さようなら!