マランツ「PM-12 OSE」でコンプリートバイアンプを試してみた件

投稿者: | 2024年11月8日

こんにちは、つよしです。

 

どうしてもバイアンプを試してみたくて注文していた2台目のマランツの「PM-12 OSE」が届きました。

人生初のバイアンプを試してみました。

 

結果は「最高!」とまではいきませんでした。

価格に対する効果は弱いかな。

 

では、設置から。

見覚えのある箱を開けて設置します。

同じアンプが2台並ぶので違和感がかなりあります。

間違いさがしのようですが、おそらく違いはわかりません。

だいたい消灯して使うので2台並んでも地味な感じです。

2台の通信は2本の3.5mmケーブルをFCBS端子に接続するだけ。

FCBSはFloating Control Bus Systemの略で、日本語では何という意味かわかりません。

 

まあ、2台のアンプを1台のアンプでコントロールするという意味でしょう。

あとは1台のアンプをLRの出力を1台のスピーカーへ接続。

 

もう1台のアンプをもう1台のスピーカーに接続します。

アンプ1台をモノラルアンプとして使うわけです。

 

勘違いしていたのですが、「PM-12 OSE」はブリッジ接続には対応していないので、出力は変わりません。

 

あとはDACからアンプへの出力はどちらもLチャンネルに接続します。

アンプの片チャンネルしか接続しないことも初めて。

そしてアンプ裏のAMP MODEを「BI-AMP」に変更。

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そして2台のアンプのマスターとスレーブを設定します。

これでマスター側を操作すればスレーブ側も同じように動作するようになるわけです。

バイアンプを試す前に気になっていたのは、1台のリモコンで操作ができるかということです。

マスター側のリモコンを操作すればスレーブ側も連動して操作できました。

 

結果的に2台アンプはありますが、1台のアンプを操作しているのと同じです。

完全に連動して動くので、違和感はありません。

 

電源のオン、オフだけ3秒くらいスレーブ側が遅れますが。

 

コンプリートバイアンプの「コンプリート」という言葉の意味は、おそらくプリアンプも別々だというマランツのアピールだと思います。

 

通常のバイアンプだとプリアンプが1台、それからパワーアンプ2台という組み合わせです。

でも、「PM-12 OSE」の場合はプリメインアンプが2台なので、プリアンプも共有しません。

それでコンプリートバイアンプを呼んでいると思われます。

 

そしてコンプリートバイアンプの音質は期待した通り、左右の分離感がすごい。

具体的にはシンバルなどの高音の左右分離がすごい。

今までは気づきませんでしたが、濁った高音だったのです。

 

ビックリするほど正確に聴こえます。

あとはかなりSN感がよくなりました。ノイズが減っているようです。

 

ノイズが減っているので低音も力強い。

ステレオ感アップは予想通りでしたが、ノイズの軽減を感じることができるとは思ってもみませんでした。

 

左右独立したアンプだと、左右の信号干渉がなくなるのがメリットになるでしょう。

 

結論としてバイアンプの効果はありました。

特にSNの向上はすばらしい。

 

でも、アンプの価格が倍になりますから、そこまですることもないかなとも思います。

と言いつつ、バイアンプの効果が気に入ってしまいました。

 

オーディオマニアで、さらに上のマニアを目指す人にはオススメです。

 

以上です。

さようなら!

 

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