こんにちは、つよしです。
どうしてもバイアンプを試してみたくて注文していた2台目のマランツの「PM-12 OSE」が届きました。
人生初のバイアンプを試してみました。
結果は「最高!」とまではいきませんでした。
価格に対する効果は弱いかな。
では、設置から。
見覚えのある箱を開けて設置します。
同じアンプが2台並ぶので違和感がかなりあります。
間違いさがしのようですが、おそらく違いはわかりません。
だいたい消灯して使うので2台並んでも地味な感じです。
2台の通信は2本の3.5mmケーブルをFCBS端子に接続するだけ。
FCBSはFloating Control Bus Systemの略で、日本語では何という意味かわかりません。
まあ、2台のアンプを1台のアンプでコントロールするという意味でしょう。
あとは1台のアンプをLRの出力を1台のスピーカーへ接続。
もう1台のアンプをもう1台のスピーカーに接続します。
アンプ1台をモノラルアンプとして使うわけです。
勘違いしていたのですが、「PM-12 OSE」はブリッジ接続には対応していないので、出力は変わりません。
あとはDACからアンプへの出力はどちらもLチャンネルに接続します。
アンプの片チャンネルしか接続しないことも初めて。
そしてアンプ裏のAMP MODEを「BI-AMP」に変更。
そして2台のアンプのマスターとスレーブを設定します。
これでマスター側を操作すればスレーブ側も同じように動作するようになるわけです。
バイアンプを試す前に気になっていたのは、1台のリモコンで操作ができるかということです。
マスター側のリモコンを操作すればスレーブ側も連動して操作できました。
結果的に2台アンプはありますが、1台のアンプを操作しているのと同じです。
完全に連動して動くので、違和感はありません。
電源のオン、オフだけ3秒くらいスレーブ側が遅れますが。
コンプリートバイアンプの「コンプリート」という言葉の意味は、おそらくプリアンプも別々だというマランツのアピールだと思います。
通常のバイアンプだとプリアンプが1台、それからパワーアンプ2台という組み合わせです。
でも、「PM-12 OSE」の場合はプリメインアンプが2台なので、プリアンプも共有しません。
それでコンプリートバイアンプを呼んでいると思われます。
そしてコンプリートバイアンプの音質は期待した通り、左右の分離感がすごい。
具体的にはシンバルなどの高音の左右分離がすごい。
今までは気づきませんでしたが、濁った高音だったのです。
ビックリするほど正確に聴こえます。
あとはかなりSN感がよくなりました。ノイズが減っているようです。
ノイズが減っているので低音も力強い。
ステレオ感アップは予想通りでしたが、ノイズの軽減を感じることができるとは思ってもみませんでした。
左右独立したアンプだと、左右の信号干渉がなくなるのがメリットになるでしょう。
結論としてバイアンプの効果はありました。
特にSNの向上はすばらしい。
でも、アンプの価格が倍になりますから、そこまですることもないかなとも思います。
と言いつつ、バイアンプの効果が気に入ってしまいました。
オーディオマニアで、さらに上のマニアを目指す人にはオススメです。
以上です。
さようなら!