こんにちは、つよしです。
ラックスマンのプリメインアンプ「L-505Z」が気になっています。
まだ、発売されていませんし、メーカーのホームページにものっていません。
そこでとりあえず、今、使用しているアキュフェーズ「E-380」と1世代前のラックスマン「L-505uXⅡ」のスペックを比較してみました。
定格出力
「E-380」 8Ω負荷 120W、4Ω負荷 180W。
「L-505uXⅡ」 8Ω負荷 100W、4Ω負荷 150W。
定格出力は「E-380」の方が高い。
定格出力はどれだけ大きな音を出せるかの指標です。
爆音で聞くなら関係あるでしょうが、私はあまり大きな音量では聞きません。
だからどちらでもいいかな。
S/N 入力雑音換算
「E-380」 99dB (EIA)
「L-505uXⅡ」 104dB (IHF-A)
なんと規格が違う。規格が違うなら比較しても意味がないのかな?
よくわかりませんが、SN比なので高い方がいいということにはなります。
ただ、基準が違うならわかりませんね。
せっかくなので他の機器も調べると、今まで使用していたマランツ「MODEL 40n」は113dB、サブシステムで使用しているヤマハ「R-N1000A」は100dBとなっています。
数値が高い「MODEL 40n」がいい音と感じるかと言うとそんなことはありませんでした。
ということで、S/Nも評価できないのかな。
ダンピングファクター
「E-380」 500 (8Ω負荷 50Hz)
「L-505uXⅡ」 210
数値が高いほどいいことになります。ですが、ラックスマンは基準値が書いてありません。
同じ基準で比較しないと意味がないでしょう。
これが安全に関わることだとそういうこともないでしょうが、趣味の機械なので好きにスペックを書いていいのでしょう。
ダンピングファクターを調べますと…
スピーカーのダンピングファクター(Damping Factor)は、オーディオアンプとスピーカーの組み合わせにおける電気的な指標で、主にスピーカーとアンプの相互作用を評価するのに役立ちます。ダンピングファクターは、アンプの出力インピーダンスとスピーカーの入力インピーダンスに関連しています。
具体的には、ダンピングファクターは次のように計算されます:
ダンピングファクター = アンプの出力インピーダンス / スピーカーの入力インピーダンス
ダンピングファクターの値が高いほど、アンプはスピーカーをより効果的に制御できることを示します。具体的な効果は次の通りです:
ベースの制御: ダンピングファクターが高いと、アンプはスピーカーの振動をより正確に制御でき、低音域(ベース)の再生が向上します。低音がしっかりとしたコントロールを持つことで、音楽のダイナミクスや精度が向上します。
メカニカルなコントロール: ダンピングファクターが高い場合、アンプはスピーカーの振動を速やかに停止させることができるため、スピーカーの振動が音楽信号に追随しやすくなり、再生される音に歪みが少なくなります。
レジストの制御: ダンピングファクターが高い場合、アンプはスピーカーのインピーダンスに対してより低い出力インピーダンスを持つため、電気的に効果的なエネルギー伝達が行われます。
一般的に、スピーカーの入力インピーダンスは、アンプの出力インピーダンスの数倍以上大きいことが望ましいとされます。これにより、ダンピングファクターが高くなり、スピーカーのコントロールが向上し、音質が改善されます。しかし、一般的に、多くの現代のアンプは十分なダンピングファクターを提供するため、一般的なユーザーにとってはあまり気にする必要がない場合もあります。ただし、一部の専門的なオーディオアプリケーションや高性能なスピーカーシステムでは、ダンピングファクターを考慮することが重要です。
ダンピングファクターは100以上あれば十分とも聞きます。
でも、アキュフェーズはダンピングファクター1,000を達成しました!
と得意げに書いてあるので、高いほど素晴らしいのかもしれません。
他の機器を調べると
マランツ「MODEL 40n」は100、ヤマハ「R-N1000A」は240となっています。
こう書いているとアキュフェーズだけしか基準を書いていません。
まじめ具合が違うのでしょうか?
「MODEL 40n」とヤマハ「R-N1000A」を比較すると「R-N1000A」の方が数値は高いのでいいことになります。
でも、使ってみて「R-N1000A」の方が高音質だとは感じません。
どちらかというと「MODEL 40n」の方が私の好みです。
これでいくと「E-380」の500は「L-505uXⅡ」の210と比較すると圧倒的に高いですが、それが音質に直結するかというと微妙でしょう。
オーディオ機器の数値はあまり意味がなさそうですね。
もう、すでにスペック上の数値はどれも高水準なのです。
結局、音を聞いてみて自分がいいと思うかどうかですね。
ただ、カタログを見ていると、ラックスマンの方が電源ケーブルの質がとてもいいように見えました。
でも、ラックスマンはフォノ入力があり、アキュフェーズはありません。
その分、アキュフェーズの方がライン入力のほうにコストをかけているだろうと推測できます。
私はフォノ入力を使用しないので。
うーん、一長一短あるね。
今回、機器のスペックを調べてみましたが、スペックだけでは判断できないことがわかりました。
試しにラックスマンを買えってことかな?
以上です。
さようなら!