「億男」を読んで
こんにちは、つよしです。
今回は川村元気著「億男」を読んだのでその話です。
「億男」は今度、映画になるので気になっていました。
「億男」という言葉にも興味がありますからね。
もちろんテーマはお金。
「お金と幸せの関係」です。
それ、知りたい!
お金があると幸せなのか?
お金はないほうが幸せなのか?
結論からいうと、お金と幸せの関係はわかりませんでした。
私の理解力の問題かもしれませんが。
著者はおそらく自分自身で考えてほしいと思っているはずです。
お金という概念が作られてからずっと続いているものだと思います。
正解はないと思います。
物語は主人公の一男(かずお)が宝くじに当たって3億円を手にしてしまい、
どうすればいいかわからず、同級生だった九十九(つくも)に相談し、
お金と幸せの関係について考えていくというものです。
借金で家族崩壊の危機にある一男にとっては、お金があると家族のきずなが取り戻せると思っていましたが、そうではありませんでした。
家族危機はお金の問題ではなく、夫婦の問題だったのです。
お金があれば何でもできる!
そんな気がしますが、お金だけではないようです。
登場人物がすべてお金の単位がついています。
一男、九十九、十和子、百瀬、千住、万左子、最後に億男。
一男はお金の使い方、つきあいかたを知るために、お金持ちの人物に会いにいきます。
そこで知るのは、お金持ちはそんなに幸せではないということ。
ほとんどの人はたくさんお金が欲しいと願いますが、
お金持ちになってもそんなに幸せではない。
そんな、知ってしまうとがっかりするようなことを知ってしまいます。
お金に関しては、結局、どれだけ稼いでも幸せというのはないのかもしれません。
お金持ちになればなるほど、もっと欲しい。
もっと、もっと!
そんな感じでしょうか。
お金があればほとんどのことはできると思います。
だから、お金はあればあるほどいい!
と思ってしまいます。
ですが、幸せを感じるのは、家族と過ごすときや友人と語りあうとき、
そんな何気ないときかもしれません。
私は友人いませんが(涙)。
この「億男」を読んでもその答えはみつかりませんが、
お金のことを考えるきっかけになると思います。
また、幸せについても想うことができます。
案外、今の自分はわりと幸せかも?
以上です。
さようなら!