こんにちは、つよしです。
先日、3Tで呼吸同期T2Wの撮像条件を紹介しました。
呼吸同期であれば呼気で呼吸が停止している時間に、収集時間をあわせた方が
いいと書きました。
それと同様にDWI呼吸同期で撮像するなら、呼吸が停止している時間のみデータを収集するほうがオススメです。
T2Wほどシビアではありませんが、やはり臓器が同じ場所にきたときにデータ収集したほうがキレイに撮像できます。
1.5Tではそこまでこだわらなくてもいいかもしれませんが。
腹部は自然呼吸で撮像する方もいるかもしれません。
全身のDWIでは時間の都合上、仕方ないですが。
肝臓など上腹部が目的の場合は、呼吸同期で撮像したほうがSN高くなります。
b値は高いほどSNは低下します。
このため低いb値で撮像してComputed DWIでb値を上げた画像を取得するのもオススメです。
最初、Computed DWIは半信半疑でした。
でも、使用してみると案外いい!
想像よりもずっと役に立ちます。
使用方法としては低いb値で時間短縮するのではなく、時間はそのままでSNがあがるように設定したほうがいいです。
元画像のSNが高いほど、Computed DWIの画像はよくなります。
分解能はDWIでは細かくするほど、歪んでしまいます。
また、ADCmapのSNも低下してしまいます。
なるべくパラレルイメージングのファクターを大きくして、位相方向のデータを減らし、折り返しが目立たないよう、SNが低下しすぎないよう設定することが大切です。
また、コイル購入時になるべくチャンネル数が多いものを購入したらいいですけどね。
その分、費用はかかりますが、ずっと使うものなのでいいものがいいですよね。
以上です。
さようなら!