こんにちは、つよしです。
11回 34-39問目です。
35)NEMAにおける画像均一性評価法で正しい文章を選択してください.(正解2つ)
1.均一度は100×(Smax-Smin)/(Smax+Smin)で算出する.
2.表面コイルを使用する際は,感度補正処理が必要である.
3.スパンは,ROI内ピクセルの最大信号値と最小信号値の平均である.
4.NAAD(normalized absolute average deviation)は絶対偏差から均一性を評価する方法である.
5.PIU(peak deviation non-uniformity)とは,100ピクセル程度の平均信号値から評価する方法である.
正解は3, 4です。
1の均一度は100 – (100×(Smax-Smin)/(Smax+Smin) ) です。
2の感度補正はなしです。
5のROIはファントムの75%です。
36) エリアシングエラーの対処方法とし正しい文章を選択してください.(正解2つ)
1. FOVを広くする.
2. 加算回数を増やす.
3. 受信バンド幅を広くする.
4. 位相方向のマトリクス数を減らす.
5. 周波数エンコード方向と位相エンコード方向を入れ変える.
正解は1, 5です。
エリアシングエラーはサンプリングに関することなので、加算は関係ありません。受信バンド幅はせまく、位相方向のマトリクスは多くです。
37) 一般的な血管走行について正しい文章を選択してください.(正解3つ)
1.右椎骨動脈は腕頭動脈から分岐する.
2.前脊髄動脈は椎骨動脈から分岐する.
3.後下小脳動脈は脳底動脈から分岐する.
4.左椎骨動脈は左鎖骨下動脈から分岐する.
5.前脊髄動脈は主として脊髄の前2/3部に分布する.
正解は2, 4, 5です。
1の右椎骨動脈は右鎖骨下動脈から分岐です。
3の後下小脳動脈は椎骨動脈から分岐です。
5の脊髄の後1 / 3が後脊髄動脈です。
38) 一般的に最大流速が最も遅い動脈を選択してください.(正解1つ)
1. 総頸動脈
2. 椎骨動脈
3. 下行大動脈
4. 浅大腿動脈
5. 総腸骨動脈
正解は2です。
150~175cm / sが下行大動脈、100~150が総腸骨動脈、80~120が総頚動脈、浅大腿動脈、30~50が椎骨動脈です。
39) 化学シフトアーチファクトについて正しい文章を選択してください.(正解2つ)
1.受信バンド幅が広いほど目立つ.
2. スライス選択方向にも出現する.
3. 送信RF強度に比例して強くなる.
4. 脂肪組織は周波数の低い方向に出現する.
5. 1.5Tでバンド幅が130Hz/pxの場合,3ピクセルずれる.
正解は2, 4です。
1の受信バンド幅はせまい方が目立ちます。
3の送信RF強度は関係ないです。
5の1.5Tで130 Hz / pxならば220 / 130 = 1.7です。1.7ピクセルずれます。
今回はあっさり終わってうれしかったです。
以上です。
さようなら!