磁気共鳴専門技術者試験 解答 第12回 26-30問目
こんにちは、つよしです。
今回は26-30問目です。
26)操作モードの記述で正しい文章を選択して下さい。(正解3 つ)
- 静磁場、傾斜磁場出力、比吸収率(SAR)、騒音の全てを管理する。
- 静磁場強度が3T を超え4T 以下の場合は、常に通常操作モードで運転する。
- 通常操作モードを超える事の決定は、患者に対する潜在的なリスクと効用との関係から医学的に判断しなければならない。
- 通常操作モードのレベルを超える場合には、患者及びMR 作業従事者に与える可能性のある影響を説明しなければならない。
- 1 つ又は複数の出力が患者に医療管理を必要とする生理学的ストレスを引き起こす可能性がある値に達するMR 装置の操作モードは、第一次水準管理操作モードである。
正解は3, 4, 5です。
1は騒音が違います。
2は通常ではなく第一次水準管理モードです。
3, 4, 5はそのまま。
27)磁気共鳴画像診断装置の基礎安全及び基本性能を規定する規格で、IEC60601-2-33 を基に、診断用MR システム及びMR 装置について、検査を受ける患者の安全、操作を行うMR 作業従事者の安全、並びにMR システムの開発、製造、据付及びサービスを行うMR 作業従事者の安全についての技術的な側面について規定した日本工業規格を選択して下さい。(正解1 つ)
- JIS Z 4005
- JIS Z 4951
- JIS Z 4952
- JIS T 0601-1
- JIS T 0601-3
正解は2です。
28)MRI の撮影においては、患者の安全性を考慮して聴力保護が必要であり、等価騒音レベルを( A )dB 未満に下げるのに十分でなければならない。A に入る数値を選択して下さい。(正解1 つ)
- 80
- 99
- 100
- 115
- 140
正解は2です。
29)以下の警告及び禁止図記号とその説明の正しい組み合わせを選択して下さい。(正解1 つ)
- (A)強磁場によるリスク
(B)MR 不適合
(C)金属製体内植込物保有者の立入禁止
2.(A)強磁場によるリスク
(B)ペースメーカ装着者の立入禁止
(C)金属製体内植込物保有者の立入禁止
- (A)強磁場によるリスク
(B)金属製体内植込物保有者の立入禁止
(C)ペースメーカ装着者の立入禁止
4.(A)金属製品・時計の持込禁止
(B)ペースメーカ装着者の立入禁止
(C)金属製体内植込物保有者の立入禁止
5.(A)金属製品・時計の持込禁止
(B)金属製体内植込物保有者の立入禁止
(C)ペースメーカ装着者の立入禁止
正解は2です。たぶん。
Cの絵はみつけられませんでしたが、金属製品立入禁止だと思われます。
30)取扱説明書に記載されている撮像を避けなければならないケースを選択して下さい。(正解3 つ)
- 環境温度が25℃を超過する場合の撮像。
- 確実な医療管理を行った上での第一次水準管理操作モードでの撮像。
- 体内深部温度が39.0℃を超えている患者の第一次水準管理操作モードでの撮像。
- 妊娠している患者の全身用RF コイルによる第一次水準管理操作モードでの撮像。
- 国家規制に従って承認された人体に関わる調査研究プロトコルの医療責任者の許可がある場合の第二次水準管理操作モードでの撮像。
正解は1, 3, 4です。
1は24°C以下だと思います。
3の深部温度は40°までで、体温上昇は1°Cまでなので、
すでに39°Cを超えているとまずいです。
今回はあまり説明することはありませんでした。
以上です。
さようなら!