磁気共鳴専門技術者試験 解答 第13回 6問目

投稿者: | 2019年4月11日

磁気共鳴専門技術者試験 解答 第13回 6問目


こんにちは、つよしです。

本日は、第6問目!

性能評価SNRです。

6) パラレルイメージングの SNR 測定に関する正しい記述はどれか.

(正解2つ) 

1. 位置依存性がある.

2. ジオメトリーファクターに依存する.

3. 臨床画像では空中雑音法を用いる.

4. 臨床画像では空中信号法を用いる.

5. 必ず感度補正を行った画像を用いる.

正解は1,2


位置依存性というのはパラレルイメージングでは、

感度補正のため場所によって信号を持ち上げたりします。

これによりコイルとの位置関係によって信号が変わってしまいます。

同時にこの感度補正により雑音も持ち上がってしまいます。

よってSNRを測定するときは同じ位置で信号と雑音を測定しなければいけません。

このため空中雑音法や空中信号法というファントムと違う位置で雑音や信号を測定する方法は使えません。

差分法が推奨されます。


ジオメトリーファクターとはパラレルイメージングを展開するときの正確さを示す値です。

スポンサーリンク

ジオメトリーファクターはコイルとファントムの位置によって変わるのでSNR測定に影響します。


臨床画像ではパラレルイメージングの感度補正は必要ですが、

SNR測定では必要という決まりはありません。

これでパラレルイメージングのSNR測定もOKですね。


以上です。

さようなら!

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

カテゴリー: MRI