「ちょっと今から仕事やめてくる」を読む僕は、
ちょっと仕事をやめたいのだろう
こんにちは、つよしです。
先日、映画にもなった「ちょっと今から仕事やめてくる」のことですが、
この本を読む方は、ちょっと仕事をやめたい願望があるのかなと思いました。
映画は、見ていないですが原作は何度も読みました。
すごく読みやすいです。
ブログで文章を書くので思うのですが、
読みやすい文章とそうではないものがあります。
漢字とひらがなのバランス。句読点の使い方。1文の長さ。
いろいろありますが、これは本当に読みやすい。
内容は、仕事で追いつめられ、うつ状態になった青山という青年を、
ヤマモトという謎の人物が救う話です。
自殺しようとする青山にかけるヤマモトの言葉にグッときました。
ヤマモト「人生は誰のためにあると思う?」
青山「社会のため?」
ヤマモト「ぜんぜん、違う」
青山「自分のため」
ヤマモト「それも半分あるな」
青山「半分?」
ヤマモト「お前の人生は、半分はお前のため、
あとの半分は、お前を大切に思ってくれてる人のためにある」
一人で生まれてきた人はいないし、一人で育つ人はいません。
誰かの世話になり、助けられて生きていると思います。
だれでも、大切に思ってくれている人が必ずいるでしょう。
そう考えると、自分の命は自分だけのものではない気がします。
なにもしなくてもいつかみんな死ぬから、
自分から能動的に死ななくてもいいですよね。
仕事をやめるという選択しない青山に、
仕事をやめてもなんとかなると説得するヤマモト。
結局は仕事をやめ、新しい人生を進みだす青山。
絶望のなかから希望がみえてきて、読後の気分は晴れやかです。
私自身「ちょっと今から仕事やめてくる」を何度も読むのは、
ちょっと仕事をやめたいと思っているからだろうと思います。
何かねぇ、「全体的に飽きた」のです。
仕事はそこそこできるようになって、ある程度責任があったり
「やりがいがあるっちゃーある」みたいな感じです。
私の仕事観としては、ドキドキしたりする部分が欲しいのです。
いまは、だいたい知っていることばかりでおもしろみがなくなってきています。
年をとるってそんなものでしょうか?
仕事はおもしろくないものなのでしょうか?
ドラゴンクエストに例えると、最初は何もできない主人公ですが、
冒険を続けるにつれて、強くなり、
魔法もたくさん使えるようになると
楽勝になってくるわけです。
そうすると、おもしろくなくなってくるのです。
どちらかというと最初の弱いころ、スライムと戦っていたころのほうが
おもしろかった気がするのです。
ドラゴンクエストの場合、強くなるとメタルキングなどのレアな敵を求めて
最後まで楽しませようとします。
そこまでドラゴンクエストにこだわらなくて、違うゲームすればいいじゃん。
と思うわけです。
仕事に飽きてきたので、ブログでMRIのことを書いたりするのも
仕事以外の何かをしたいからだと思います。
同じ仕事で一生を終える。
職人みたいな生き方もいいですが、
私は違うようです。
ほとんどの世界を知らないから、
もっと違う人生をおくってみたいと考えています。