こんにちは、つよしです。
最近話題になっていますね、ビッグモーター。
自分たちで車を壊して修理するなんて。
まさに自給自足。
そりゃ売り上げはあがりますよ。
その他、いろいろな不正があったようですね。
なんて悪質なんだ、ビッグモーターは。
と、思うのですが、私もビッグモーターみたいな仕事をやっている気がすることがたびたびあります。
車のお仕事ではありませんが。
自給自足みたいな仕事だなと感じがするときもあります。
私が病院でMRI検査をするときも、まったく意味不明に思える検査がわりとよくあります。
高齢者で不随意に頭をグルグルまわす患者さんの脳の検査。
もちろん認知症で意思疎通は無理。
そういう人は高齢者施設から来るのですが、そこのスタッフも無関心。
治るとか治らないというレベルではありません。
こういう患者さんたちから高齢者施設はお金をもらい、病院も検査や診察をして利益を得るのです。
本人が自己負担するような状態ではないので、税金から支払われます。
患者さんを必死にかかえて検査ベッドに寝させて、画像にならないような画像を撮像する。
なかなかの「むなしさ」です。
でも、これがメシのタネになると思えば、ありがたく検査しないといけない。
なんて自分に無理矢理言い聞かせて検査するわけです。
なかなか未来のない仕事です。
資本主義が加速すると、無理に仕事をつくらないといけなくなります。
車は故障しないと修理できないので、無理矢理故障させる。
病院はみんなが健康になると困るので病気を作る。
なんだろう、この無力感。
私がやっているMRI検査の大半は高齢者の経過観察。
検査してもどうなるわけでもない。
不要とも思える検査が枠の大半を占めているので、早めに検査をした方がいい患者さんの検査ができません。
それもこれも継続的に利益を得ないといけないという病院の悪しきシステム。
これは病院のせいではなく国の方針ですが。
慢性的な病気にして、いつも検査にきてもらうシステムが必要なのですね。
そのためにみんなあってもなくてもいいような仕事をしている。
資本主義が行き着く先はこういう場所なのでしょう。
このようなやり方は限界ですね。
無理に売り上げを計上するために、必要ない仕事を作るのはどうなのでしょう?
そう思いながら、同じ仕事を繰り返しています。
以上です。
さようなら!