「同窓会」の楽しかったと言うか、ほろ苦い思い出の話をするよ

投稿者: | 2021年7月17日

こんにちは、つよしです。

 

ふと、思い出した「同窓会」に参加したときの話を書きます。

あれは今から10年くらい前です。

 

中学の同窓会が開催されました。

私は高校を卒業してから引っ越したので、中学生時代の友人たちとはまったく関わりがありませんでした。

 

そんなこともあり同窓会に参加しなくてもいいかなと思いましたが、ホテルで開催される学年全体の立派なものだったので参加することにしました。

 

その日は、ちょうど大阪に出張で福岡に帰宅してからすぐに同窓会会場に行ったことを覚えています。

 

コロナで極端に移動しなくなった現在から考えると、自由に動けることはしあわせだったなと思います。

 

同窓会は参加者が多くて80~100人位はいたのではないかと記憶しています。

 

テーブルの割り当てで当時のクラスにわかれて集まるようになっていました。

受付で何組だったか聞かれましたが、私はぜんぜん覚えていません。

 

みんな何組に所属していたか覚えているんだと驚きました。

当時で20年以上前のことでしたので。

 

テーブルでは当時のクラスメイトと話すことになりました。

20年ぶりに会っても、顔は覚えています。

名前は思いだせませんでしたが。

 

同じテーブルになった女性から「大下くんと同じ班」だったよ!

「班」って何?

まじめに聞き返しました。

「薩摩藩とか長州藩」みたいなこと?

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そんなダジャレで返しましたが、「班」という言葉をながらく使用していなかったので忘れていました。

 

「僕のこと覚えてくれているんだ」。

クラスでは地味な存在だったと自負する私なので、自分の存在を覚えてくれている方がいることがうれしかったです。

 

私と言えば、当時のクラスも覚えていないし、「班」という言葉すら忘れている。

ほんとに中学に行ったのか不安になりました。

 

それでも同級生と話すのはすごく楽しかったです。

何より「大下くん」の「くん」で呼ばれることがなつかしかったです。

 

仕事ではあまり「くん」で呼ばれません。

やはり「さん」ですね。

フラットな関係である同級生っていいです。

 

会場では特に2名の女性と仲良く話ました。

「OさんとFさん」という名称にしましょう。

Oさんは感じのいい方で、人をひきつける魅力があります。

対称的にFさんはすっごい成長して(デブ)で、タバコをスパスパ、これは無理という感じです。

 

このOさんとFさんは友達だったのです。

驚きですが、正反対のほうが仲良くなれるのかもしれません。

 

ここまでが一次会です。

昔をなつかしみながら、ほんのり楽しくなりました。

 

それから、二次会へ。

「ドラマは二次会で起こる!」

と誰が言ったかはわかりませんが、ドラマは二次会で起こります。

団体でカラオケに行くことになりました。

 

先に二次会の会場に行くことになった私はOさん、Fさん、もう一人の男性と一緒にタクシーでカラオケに到着しました。

 

他のメンバーが来ないので、カラオケの受付で何とはなく話をしていると、

Fさんがふっと私に話しかけるのです。

 

「大下くんのことちょっと好きだった」。

 

えっ?何?

「大下くんのことちょっと好きだった」。

 

「ちょっと」ってどういう意味?

 

全国各地の同窓会でかなりの確率であるのではないかと思われる、告白です。

 

感じのいいOさんから言われたら、ドキドキしますが、

正反対のFさんからの告白です!

ドキドキするというか動悸がします(笑)。

 

「大下くんのことちょっと好きだった」。

2秒後の私の気持ち。

「うぇー、」吐きそう!

(ホント無理です)

なかったことにして!今のナシで。思いましたね。

大人になったから一次会ではFさんと話ましたが、中学生当時なら話はしていなかったと思います。

 

Fさんは当時、たくさんの人にいじめられたと思います。

私はいじめをするようなタイプではありません。

Fさんに対していじめなかったから、私のポイントが勝手にあがっていたのだと思います。

でも、Fさんは苦手です。

できれば関わりたくないのです。

 

カラオケボックスの受付で、はやくほかのメンバーが来てこの雰囲気を壊して欲しいと心から願いました。

 

窓ごしに、他のメンバーが来ないかと外を眺めていると、ふと窓に水がポタポタと。

これは「僕の涙」?

と思いましたが、ちょうど雨が降り出したのでした。

Fさんの「ちょっと好き」発言から顔が引きつって涙がでそうだったので、私の気持ちを空が表現してくれたのだと思います。

 

ドラマよりドラマチックだなと思いました。

オチがしっかりしています。

 

その後、遅れてきたメンバーが到着しカラオケで盛り上がりました。

カラオケ中は嫌な予感がするのでFさんの近くにはいかないよう細心の注意をはらいました。

帰りに一緒になったらピンチですからね。

結局、カラオケで解散して無事に家に帰ることができました。

 

その後も「なんでOさんではなくてFさんなんだよ!」なんて思いました。

人生というものはそういうふうにできているんですね。

 

でも、今となってはいい思い出です。

そっちじゃないよ、という人から告白される。

 

こんなふうに笑い話として書くことができるので良かったです。

 

あれから10年以上経過しましたが、Oさん、Fさんとも会っていません。

元気でいるといいですね。

 

また、同窓会があれば怖いもの見たさで参加するかもしれません。

ドラマの第二弾が待っているかもしれませんから。

 

以上です。

さようなら!

 

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カテゴリー: Life