こんにちは、つよしです。
前回、脳のMRAの装置による違いについて意見を求めました。
解決方法を提案していただいた方、ありがとうございました。
結果としまして、解決方法はなさそうでした。
装置メーカーの違い、製造された時代の違いがあるので仕方ないかなと思っています。
今回も、また難題です。
S社にはPETRAというシーケンスがあります。
TEがほぼゼロに近く、音がほとんどしないという特徴があります。
これを脳のMRAに使用して動脈瘤内を描出するというものです。
大きい動脈瘤にはフローダイバーターというステントを使用して動脈瘤内の流れを減らして血栓化させるという治療法があります。
通常のステントは血管を広げて血流をよくするために使用しますが、フローダイバーターは動脈瘤の血流をなくすものです。
治療後はブラックブラッド法で動脈瘤内が高信号になれば血栓になっているとうわけです。
でも、PETRAというシーケンスを使用すると動脈瘤内に血流があるかどうかが可視化できるのです。
撮像方法は同じシーケンスを2回、1つは通常のMRAの撮り方、もう1つはサチュレーションパルスを足側に印加して動脈を低信号にします。
このふたつを差分して動脈だけを描出するのです。
PETRAはTEがほぼゼロなので、ステントによる磁化率のアーチファクトに強いのです。
この特徴を利用して通常のout of phaseのMRAより正確に動脈瘤内を描出するのです。
同じようなシーケンスがP社にないかな?と思ったのですが、メーカーにたずねたところないそうです。
そこで、MRに興味がある方へご意見募集であります。
P社でフローダイバーター後のMRAで動脈瘤内を描出する方法はありますか?
同じシーケンスはないですが、それに代わるシーケンスがあるでしょうか?
もし、そのような撮像方法を知っている方はぜひご意見をいただければと思います。
何かあればこのブログで紹介したいと思っています。
ご意見をいただいても特に景品などはありません。
でも、このようなシーケンスで撮像をしているよ、という施設があると思うのです。
基本的に私の言いたいことを一方的に言うブログですが、たまには双方向的なやりとりがあるのもいいと思っています。
ということで、何か意見がある方はココまでメールをお願いいたします。
以上です。
さようなら!