こんにちは、つよしです。
先日、MRIのアップグレードで入れ忘れられていた圧縮センシング。
リモートでメーカーの方に使えるようにしてもらいました。
やっと、メインのソフトが稼働するようになり一安心。
でも、これが使いにくい。
思いのほか使いにくいのです。
というのも、撮像部位、コイル、シーケンスによってぜんぜん違う画像になるのです。
まったく傾向がつかめません。
アップグレード時のトラブルにより、まだ説明を受けずに使用しているのですが。
高速化するシーケンスもあれば、はげしいアーチファクトがでるものもあります。
使いこなすには、すべてのコイル、部位、シーケンスについて試す必要がありそう。
これはとてつもない時間がかかります。
果たしてどこまでいけるでしょうか?
まったく未知数ですが、とりあえず導入した手前、検査時間を短縮する方向に進めないといけません。
特に元が長時間のシーケンスは試しにくい。
ファントムでわかることもありますが、人体じゃないとわからないこともある。
ある程度、理想の条件にするまでどのくらい時間がかかるだろう?
しかも、3週間後にはもう1台の古い装置が撤去になります。
それからは1台で検査をしないといけません。
3週間ではまったく無理そうですが、それなりの状態にはもっていかないといけません。
通常業務終了後はなるべくはやく帰りたいと思っていましたが、そうも言っていられません。
2日間の経験では、はじめからSNが確保されているシーケンスでは時間短縮しやすい。
でも、SNがギリギリのシーケンスでは圧縮センシングを使っても、時間短縮は難しそう。
さらに2Dではわりと同じ傾向で撮像できましたが、3Dでは予想外のアーチファクトが出ることがあります。
圧縮センシングでの時間短縮が頭打ちなのでAIを利用した画像再構成に向かっていると思われます。
まだ、圧縮センシングしか使えないので、この状況で撮像条件を決定しないといけません。
なんとなくの条件で撮像するのもいやなので、とりあえずいろいろなコイルを使用しファントムで性能評価をしないといけないですね。
手間がかかるだけやりがいもあります。
そう考えると、前向きに進んでいけそうです。
でも、正直、ちょっと面倒くさい(笑)。
以上です。
さようなら!