こんにちは、つよしです。
近年、離職率が高い職場となったので毎年、新人の教育をしています。
それで思うのが2日前に話した内容を覚えていない人が多い。
2日前に話したことを、初めて聞くかのような反応をする人が多いのです。
それ2日前に話したよね。と私は覚えているのですが。
同じ人に同じ内容を話すことにうんざりしてしまいます。
私の方が年上なので脳は衰えているはずですが。
みんな若い脳なのに、たいしたことないな。
体感的に私がすごい記憶力だなと思ったのは、教えた新人の中で1割。
ほとんどの人が仕事の内容は忘却の彼方へ行ってしまうのです。
こんな感じでいつも落胆してしまいます。
自分の話していることはほとんど無駄になるのかな?
もしかして、この人たちは何度も会っている恋人でも、いつも初めて会ったような新鮮な気持ちを持ち続けているのでしょうか?
それなら逆にうらやましい。
何人も教えていてひとつの答えにたどり着きました。
記憶力は個人差が大きい。
運動能力は個人差が大きいけど、脳の能力は鍛えれば向上する。
これ間違っていますね。
こんな考えがあるからみんな受験勉強をさせられる。
人それぞれ能力に違いがあるのに偏差値という数値で比較される。
記憶力がない人にとってこの競争はかわいそう。
そもそも同じ土俵で比較することではないのに。
脳の能力も運動と同じで「のびしろ」がある程度決まっていて、がんばっても無理なものは無理なのです。
しないよりはいいけど、してもレベルがすごく上がることはない。
これがわかると仕事で教えていて、まったく記憶に残らない人でも許せるというものです。
ちなみに私は仕事関連の記憶力はいいと思いますが、それ以外、例えば人の名前などはまったく覚えません。
何度も同じ人に名前を聞くので失礼だなとは思っていますが。
私の脳が関係ないと思うことには記憶力を使わないようなのです。
同じ理由で新人が仕事に関することを覚えないのかもしれませんが。
ただ、計算力、会話力、臨機応変さなど地頭のよさというのは個人差が大きいと感じています。
訓練してもそれほど向上するものではありません。
でも、人間頭のデキだけが人生を左右するものではありません。
自分で記憶力がないと思う人は違う分野で活躍できる何かを持っているはずです。
いや、そう信じたい。
あとはやっぱり学歴フィルター。
私のような脳を使う仕事をする分には学歴差が歴然です。
出身大学で差別するなという声が聞こえそうですが、これも私が明確に感じる事実です。
有名大学と聞いたことのない大学の人の能力差は圧倒的です。
なので、仕事を教えるときはできるだけ賢い人を教えたいと思ってしまいます。
ということで、記憶力ないと思う人も希望を持って生きていきましょう。
記憶力に関係の少ない分野での活躍を目指しましょう。
以上です。
さようなら!