こんにちは、つよしです。
ESSの最上級DACチップ「ES9039 PRO」を使ってみたくてSMSL社「SU-9 Pro」を購入しました。
「SU-9 Pro」が届いて1週間。使ってみた感想は…
「旭化成とぜんぜん違う」。
「高解像度で最高です!」。
「AK4499EX」は旭化成の最上級チップです。
これに対して「ES9039 PRO」はESSの最上級チップです。
どちらも最上級なので、そこまで音質に差がないと予想していました。
結果はぜんぜん違いました。
私の好みとしては「ES9039 PRO」でした。圧倒的に。
ホントにキレのよい高域です。「AK4499EX」とはあきらかに解像度が違う。
まさかここまでとは。
「AK4499EX」も使ってみて新しい発見がありましたが、「ES9039 PRO」も使ってみてよかったです。
やっぱり自分で経験することが大切だと改めて感じました。
「AK4499EX」を搭載したDACはSMSLの「DO300EX」。
「DO300EX」を購入したのは2024年2月だったと思います。
今回の「SU-9 Pro」を購入したのは2024年の9月。
2024年だけで2台もDAコンバーターを購入するなんて、オーディオ好きだね。
まずは箱から。
例によってAmazonからの配送は箱が傷ついてしまっています。
これはもう当たり前と思わないといけないかも。
中身は本体、リモコン、電源ケーブル、アンテナ、USBケーブル、脚のシール、マニュアルです。
マニュアルは中国語と英語のみでした。
同じSMSLの「DO300EX」は日本語版もありましたが、ほぼ同じ作りなので問題ありません。
「DO300EX」と比較して多かったのは設定項目です。
「DO300EX」になくて「SU-9 Pro」にあるのはDPLLという項目。
ジッターの影響があるようで、この設定は慎重に行いました。
DPLLは15段階設定できます。
小さい数値ほど、音質が向上するようですが、ノイズが目立つ場合があるようです。
適切な数値はPCM FILTERで変わるようです。
私が決めた設定はPRE MODEがFIXED、PCM FILTERがMIN PHASE、DSD FILTERは47kHz CUT-OFF、SOUND COLORはSTANDARD、DPLLはMINにしました。
PCM FILTERをオフにしてDPLLをMINにするとノイズが目立ちました。
PCM FILTERをMIN PHASEにするとDPLLをMINでもノイズはありませんでした。
入力する信号の精度に依存するので、それぞれの環境で適切な値が変わると思います。
ベルデンのバランスケーブルでラックスマンの「L-505Z」に接続。
バランス接続では「SU-9 Pro」と「L-505Z」でホットとコールドが異なるので、どちらかの設定を反転させる必要があります。
Linkplayのネットワークストリーマー「WiiM Pro Plus」から同軸デジタルケーブルで「SU-9 Pro」に接続、アンプは「L-505Z」、スピーカーはB&Wの「705S3」です。
2台のDAコンバーターのサイズはこんな感じ。
「DO300EX」でも十分小さいですが、「SU-9 Pro」はさらに小さい。
DAコンバーターを「DO300EX」から「SU-9 Pro」にかえると驚くほど音は変わりました。
格段に解像度がよくなり、1音1音、音が耳に届く印象です。
また、左右の分離感がよくとても気持ちいい。
メインシステムでは「DO300EX」と「SU-9 Pro」のどちらか気に入った方を使おうと決めていましたが、「SU-9 Pro」が圧倒的に好みでした。
でも、「DO300EX」が悪いという意味ではありません。
「DO300EX」は「SU-9 Pro」と比較してまろやかな音です。上品な音ですね。
「SU-9 Pro」を使ったことがなかったので気づきませんでした。
これがDACチップの違いか。
実際に自分で試してみてDACチップの違いを認識できました。
DAC自体はどちらもSMSLの製品ですが、DACチップの違いは予想以上に大きかった。
ということでメインシステムでは「SU-9 Pro」を使うことにしました。
「DO300EX」は売却かな。
と、思ったのですが、サブシステムで使ってみるのはどうかな?
KEFの「R3 Meta」には、まろやかな音質である「AK4499EX」を積んだ「DO300EX」が合うかもしれない。
サブシステムではネットワークストリーマーに「WiiM Ultra」アナログ出力してアンプに接続しています。
これをメインシステムと同じように単体DACを間にいれてもいいかもしれませんね。
1度これをためしてから「DO300EX」は売却していいかも。
今回は旭化成とESSの最上級DACチップを搭載したDAコンバーターを比較しました。
結果としてはESSが好みだということがわかりました。
以上です。
さようなら!