こんにちは、つよしです。
私が働いているMRI検査では、助手さんがいます。
患者さんの準備や物品の整備など、いろいろな仕事をやってもらっています。
助手さんは病院の職員ではなく、外部委託の職員です。
今どきそういう雇用体系は多いと思いますが。
この方々の賃金が地域の最低賃金なのですね。
このため離職者が出ても応募がなかなかありません。
それでも、以前はなんとか働いてくれている方がいました。
私だけでは仕事を行うのは難しいので、貴重な存在なのですが。
常時募集中ですが、誰もきてくれなくなりました。
今の日本の縮図だなあ、としみじみ思ったわけであります。
対策をしてほしいと、管理職に問いかけても委託会社に依頼しているの一点張り。
その会社が最低賃金での募集しかしないので、どうしようもありません。
助手さんの給料を上げてくれればいいのにと思います。
でも、私の今の給料があるのは、安い人には徹底的に安くする賃金体系だからなのです。
私も病院の中では底辺の部類に入りますが、さすがに最低賃金よりは高い。
資本主義の行き着く先はこういうことなんだ。
昔の資本主義はそこまで差がなかったと思います。
現在では貧富の差がはげしい。
それに人と比較しやすい世の中になったからかな?
きつそうな仕事、賃金が安い仕事なら誰もやらない時代になったのです。
会社組織はピラミッド型の人員体制になっています。
ごく一部の人だけが圧倒的に高い給料。
それ以外は段階的に安くなって、底辺は激安。
この世の中で生活しているので、体制を変えることができるとは思いません。
でも、人口減の世の中では給料が少ないと誰も働かない時代になったのです。
今までは対岸の火事みたいな感覚でした。
でも、病院もそんな感じになったんだなあと実感します。
このままでいけば、MRI装置は空いていても、人がいないので検査できません。
みたいな時代がくるかもしれません。
まあ、それでいいなら、それでいいですが。
そもそも高齢者の治療対象ではない経過観察ばかりですから。
検査してもしなくても一緒。
この状況が一変する可能性はなさそう。
高齢者あいての商売なので、じり貧なのは目に見えています。
泥船に乗っている気がしています。
ゆっくり沈んでいると思いますが、溺れるまでいってない。
この調子で下がっていくのでしょうか?
人出不足の対策というのは、まったく知識がない私が考えても思いつきません。
流れに合わせていくしかないようです。
以上です。
さようなら!