MRI PC-MRA

投稿者: | 2017年6月2日
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MRI PC-MRA

 

PC-MRA

TOF-MRAよりわかりにくいですね。

 

PC-MRAは「Phase contrast MRA」です。

その名のとおりphase=位相です。

位相の差で血管を表しているわけです。

 

他の撮像との違いは流速エンコードがあることです。

それだけです。

おー簡単!

 

もうちょっと説明がいりますね。

流速エンコードをしないと血流信号はでません。

流速エンコードを印加すると血流信号も検出できます。

 

この流速エンコードをありとなしで差分します。

すると血流だけの画像ができます。

これがPC-MRAになります。

 

流速エンコードをすると血管だけの信号が検出できそうな気がしますが、

残念ながら静止組織も位相シフトが生じてしまい、

静止組織の信号もでてきてしまいます。

そこで、差分するわけです。ここ大切なところ!

 

PC-MRAは時間がかかる。

PC-MRA4種類撮像している!

流速エンコードなしと3方向の流速エンコードを印加した画像です。

だからTOF-MRAより時間がかかってしまいます。

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そのかわり、差分するので背景信号がゼロになります。

TOF-MRAなら血腫などのT1の短い組織からの信号は消えませんが、

差分するPC-MRAなら信号ゼロです!

もちろん脂肪の信号もゼロです。

TOFなら完全にゼロにはなりません。

これはすばらしいことです。

 

流速の遅い静脈の描出が得意!

TOFは静止組織との信号差のつきにくい静脈の描出が苦手ですがPC-MRAは得意です。

もちろん遅い流速にも限度はありますが。

 

流速エンコードはユーザーが強さを決めないといけない!

静脈なら静脈の、動脈なら動脈の流速を決めることで流速エンコードの強さが決まります。

目的とする最大の流速に設定しないといけません。

 

最大流速をこえると、流速が折り返して正確な流速が表現できません。

ですが、これは流れの方向を正確に知りたい場合です。

単純にMRAが欲しいだけなら、だいたいの流速で大丈夫です。

まとめ

PC-MRATOF-MRAと比較して、

流速エンコードあり、なしの画像が必要なので時間がかかる。

差分するので、静止組織の信号がゼロになる。

遅い流れが得意。

 

以上、PC-MRAでした。

そんなに難しくないでしょ?

 

 

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カテゴリー: MRI

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